先日プレスリリースしたエレクトロネーションがついに発売となりました。ので、早速プレイしました。
こちら製品版。実際に手に取ってみると感激もひとしおです。
あけてみるとこんな感じ。結構いろいろと入っています。
さらに広げるとこんな感じです。かなり、いろいろと。
左下のボードは4つ折りになっており、広げるとA3サイズになります。
こちらが本ゲームの肝、発電設備カードです。7種類の発電設備、レベル1~3というのはオリジナル版と同じなのですが、ご覧のように視認性については雲泥の差です。流石はプロの仕事です。発電設備カードについてはこちらもご参考ください。
こちらが個人ボード。上にある発電設備カードをそろえ、発電資源を手配し、自国に必要な電力を供給&自国を発展させる、というのが基本的な流れです。全部手計算1のオリジナル版に比べると、トラックを使って簡単に目標が達成できたかどうかが評価できるようになっています。
借金ルール2も健在。で、こちらが借金札。オリジナル版のテイストを残しつつ、こちらも一目でわかるデザインになっています。
借金札の裏面は放射性廃棄物カード。ゲーム終了時まで持っていると勝利点がマイナスされてしまいます3。
原産協会パンフレット「日本のエネルギーのこと!」も同梱されています。
というわけで、早速研究室内でD3, D2とプレイ。実は今朝方、某先生より
> ポチりました。面白くなかったら返品しますw
> 期待しております。ただラボの学生達が一緒に遊んでくれるかどうかだけが心配です
というチャットメッセージがあり、
> そこは**先生の人徳ですので全く問題ないと思います。
と返したところだったので、当研究室学生がすぐ対応してくれたことに内心優越感に浸ります。
最終結果はD3>私(原案者)>D2。
多少納得いかなかったので、帰宅後9歳の息子とやったのですが、負けました45。
オリジナル版は大学レベルの講義用に作ったものですのでとっつきやすいとは言い難い6ものだったのですが、「エレクトロネーション」は非常に遊びやすく7なっています8。また、味気なかったカードもWAZAgamesさんにより非常にわかりやすいものになりました。くどいようですが、流石にプロだなと感じました。
- 意図的にやっている面もあるのですが。
- もともとは詰んでしなわないようにという救済措置的なルールでした。が、本ゲーム開発時のテストプレイで、ゲーマーの方々が全く躊躇なく多額の借金をすること見、かなりの衝撃を受けました。
- これはオリジナル版にはない要素。
- 公式では12歳以上となっていますが、実際には小学校高学年でもできる、ということがわかったということで。前向きに。
- 息子のプレイは全然借金をせず堅実にだったのですが、数回目のゲームで1枚借金札を手にして(=とりあえず500億円借金して)からは、タガが外れたようにうん千億借金するようになってしまいました。このゲームを通じ、電力やエネルギー以外の学ばなくていいことも学んでしまったのではないかとちょっと心配しています。
- 事前事後説明も含めて90分授業×4を前提としていました。
- &ゲームに要する時間も短く。
- 流石はカナイセイジさん。