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一人ベトナム旅行@Vietnam

更新日:

2024/2/25-3/3

D3の冨澤です。今年で学生生活も最後ということで、一人ベトナム旅行に行ってきました。某研究室の某K先輩の雪辱を晴らすとかそういった意図は全くありません。結論から言うと、自分はぼったくられませんでした。やはり先達の言葉には耳を傾けるべきですね。

今回の旅程はハノイ→(電車)→ホーチミンのベトナム南北横断鉄道の旅でした。Googlemapでみるとこんな感じ。総移動距離が約1700 km、鉄道での移動時間は大体30数時間でした。

今回は行きに中国東方航空、帰りはべトジェットでした。行きの中継地上海の様子。夕方ですが人が全くおらずレストランもほぼ閉まっていました。何があったんだ。

ハノイ。2月末でしたが肌寒かったです。ベトナムは北は四季があり、南は常夏とのこと。

ハノイは町の中心部が政府関連施設で、かつその周辺に歴史的建造物の類が多く残されていました。日本でいう京都みたいなイメージでしょうか。

ダナン遺跡。

北ベトナムは中国の影響を大きく受けていて、過去には漢字も使われていました。日本でもおなじみの金印や

硬貨なんかもあったりします。

科挙の様子。皇帝の前で試験を受けるそうです。絶対に受けたくない。

ハノイには屋台が多くあり、自分も何度かお世話になりました。下はブンチャという料理。ベトナム滞在中ぶっちぎりで一位の美味しさでした。香ばしい炭焼きの香りとパクチーやバジル等のバランスの完璧な香草の香り、ヌクマムのきいたスープ。最高です。衛生面は不安でしたが…。

フォー。ベトナムの地元の屋台は座ると何も言われずに出されるのでニコニコしてれば美味しいものが食べられます。ただベトナム語が出来ないと基本注文できません。ちなみに一食は大体200~300円くらいです。

きちんとしたレストランでの食事。800~1000円くらいしますが衛生面は安心です。

ちなみにハノイではそんなに声はかけられず、ぼったくりバイタクの数も少ないようでした。空港で一度話しかけられましたが、軍の方が一言ボソッと呟いたら目もくれずに立ち去っていました。ただ、たまに観光地でしつこい方もいるので注意が必要です。「安くしとくよ」と言っている知らない人の車に乗るなんて怖すぎる。

ハノイの大型ショッピングモール。というか屋台が3階建ての建物に押し込まれたようなカオスな空間でした。

なんであれ、今回の本命の寝台特急に乗車です。

内装はこんな感じ。時間が長すぎるのでちょっと良い席にしました。

特急といってもディーゼルなので70 kmくらいしか出ず、かなりガタガタします。ただ寝台は比較的きれいでした。トイレも始めはきれいだったのですが、誰かが洗濯をしたせいで後半は水浸しでした。トイレで洗濯をするんじゃないと思うところですが、郷に入りては郷に従え、受け入れるしかないのかもしれません。

窓からの景色。これは北部です。少し曇り気味。

誇張でなく、トンネルを超えたらそこは熱帯雨林だった。

南部は晴れやかで気分がいいです。田んぼの面積がすごい。

早朝にホーチミンに到着。暑いです。ホテルに向かう道すがら、早々に日本語で声をかけられます。「バイクで観光に行かないか?案内するよ!」。で、ノートに書いてある日本語のメッセージを見せて信頼を得ようとします。どこかで聞いた話です。自分は適当に濁してスルーしました。先輩の教訓は生かします。皆さんも気を付けましょう。

とりあえずバインミー。パクチーとベトナムの漬物?が入っており、こう見えてかなりベトナム料理だなと感じました。最近はバインミーの東京出店も多いみたいです。結構安かった気がしますが値段は覚えていません。

数年前に遊佐研にいらしていたPhamさんにも会いに行きました。こちらはPhamさんの勤められているベトナムの非破壊検査センター前で。

お昼と食後のコーヒーもPhamさんと同僚の方々とご一緒しました。自分を暖かく迎えてくださり楽しい時間をありがとうございました!写真はないですが、ベトナムのカフェはスケールが違うおしゃれさでした。

戦勝証跡博物館。自分の印象ではどういった経緯の戦争でどうなったのかという歴史ではなくて、どんな悲惨な被害が出たのかにフォーカスした博物館と感じました。本館の2階から上はかなりショッキングな写真が続きます。

Independence palace。元フランス植民地時代の総督の邸宅だったものをベトナムの南北分裂後の南ベトナムの首相官邸として使用したもので、その際に現在のIndependence palaceとしたそうです。内部の展示はものすごく充実していて、ベトナムの解像度がかなり上がりました。

屋上付近のダンスホール。設計者は国のための思索に最適なスペースとして考えていたようですが、なんとダンスホールにしてしまったそうです。

地下には厨房もあります。調理器具の多くは日本製なんだとか。これはミキサーらしいのですが、どう見てもボール盤にしか見えないです。

屋上からの風景。正面の門に2台の戦車が突っ込んで内1台が門を突破し、ベトナム戦争が終わりました。

ノートルダム大聖堂。見ての通り修繕中でした。

劇場。ホーチミンはフランスの影響か、洋風の建物が多かったです。

高島屋があったりします。

最終日の夜はPhamさん夫婦と空港近くで食事に行きました。写真は残っていないのですが、お子さんが二人ともかわいくてとても元気でした。旦那さんもとても気さくで素敵な方でした。またベトナムに行く際には是非ともお会いしたいです。

余談ですが、ベトナムの交通事情について。

ベトナムの都市はバイクであふれています。歩道に信号はありません。自分も2車線の道は渡れるようになりましたが、こんなのは無理です。現地の人は渡れるらしいですが。なんであれ道路はかなり混沌としていました。

ハノイで見つけた黄金のバイク。カブかな?

帰りはべトジェットで直行便でした。かなり狭いですが、この安さで直行便なら良いといえるのではないでしょうか。

ベトナムは料理がとても美味しく、また見どころも多く楽しい国でした。ベトナム語が話せると100倍楽しいと思いますが、ベトナム語の発音は極めて難しいです。またトライしたいですが、次に行くであろう年齢と立場で果たして屋台に再度挑戦することは出来るのでしょうか。今後に期待です。

鉄道旅を学生に勧めるかというとノーコメントです。もっと年とってからでもいいかもしれない。

最後に、今回の旅行で多く助けてくださったPhamさん、ありがとうございました。

文責:冨澤

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