Achievement Activity Report Conference Student

第42回 プラズマ・核融合学会 年会@京都工芸繊維大学

投稿日:

2025/12/01-12/04

M1の福地です。先日京都にて行われました、第42回 プラズマ・核融合学会年会に参加してまいりましたのでご報告いたします。

1日目に、「渦電流探傷試験を用いたダイバータ表面割れの低S/N比条件における検出性評価」という題目で発表を行いました。なお、会場内撮影禁止&例によって学生1人で単身突撃だったため発表の様子の写真はありません。

学会の講演の中で、フュージョンエネルギー(政府は核融合発電のことをこう呼んでいます)のスタートアップであるFASTプロジェクトの進捗報告会がありました。量子専攻では波多野先生昨年退職された飛田先生が関わっているようです。
先日公開された概念設計報告書もお目にかかることができました。報告会では、学会に参加されている先生方は皆核融合に関わる研究をしているためか、議論が熱く盛り上がっていました。実現と社会実装を待ち望むばかりです。

2日目の昼に、遊佐先生が指導されていたChenさんにお会いしまして、同僚の方々とお昼ごはんをご馳走頂きました。本当にありがとうございます。

2日目の夜に懇親会がありましたが、それまでの間京都を観光していました。4時間で移動する巡り方ではありませんでしたが、北野天満宮のもみじ苑の紅葉は大変綺麗でした。

学会期間中に、方広寺というお寺を訪れました。豊臣氏が滅亡した大坂の陣の発端となったお寺のようです。


豊臣秀頼(秀吉の息子)が方広寺の鐘を完成させ、銘文を入れた際に、「国家安康」「君臣豊楽」の2語が徳川家康に問題視されたそうです。なんでも、「『国』で家康の諱を引き裂くことで呪い、『君臣豊楽』で豊臣を君主として楽しむという底意を隠したのではないか」とのこと。当時は真剣だったのでしょうが、見方によれば日本史上最大のイチャモンです。なお、この事件により豊臣家は滅亡することになります。

現代でもこの手のイチャモン・理不尽は多々みられるものですが、多少の理不尽には耐えていきたいものです(研究室生活が理不尽である、とかそういうことを主張したいわけではありません)。

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