Activity Report

女川原子力発電所見学会2022

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 こんにちは。藤田です。今回は、先日参加しました女川原子力発電所見学会の様子をお知らせします。

 日本保全学会東北・北海道支部から案内のあった、女川原子力発電所見学会に参加してきました。量子エネルギー工学専攻にいると原子力関連の話題はよく耳にするのですが、実際に発電所を見たことはなかったので良い機会だと思い参加を決めました。遊佐研究室からは私とFaridafshinさんの2名の参加です。
 午前9時30分ごろに仙台駅を出発し、バスで2時間かけて女川へ。女川駅周辺で昼食をとった後、女川原子力発電所PRセンター、女川原子力発電所を見学し、仙台に戻るという行程でした。

女川駅周辺での昼食。ほたて丼です。身がプリプリでおいしかったです。

 PRセンターでは、女川原子力発電所の概要説明、PRセンター内見学及び原子力発電所建屋内のバーチャル見学を行いました。原子力圧力容器の1/2模型を見たり、360°映像による建屋のバーチャル見学をしたり、さらには原子力発電施設に関する質疑応答の時間もあったりと、盛り沢山の内容でした。

原子力圧力容器1/2模型。1/2模型でも間近に見ると迫力がありました。

 女川原子力発電所内の見学では、新規制基準適合に向けての工事の様子を見ることができました。工事中の淡水貯水槽、緊急時対策建屋など様々見て回ることができましたが、中でも圧巻だったのは30m近い高さの防潮堤です。東日本大震災では防潮堤のどのあたりまで津波が到達したのかという説明があり、津波のスケールの大きさを実感することができました。防潮堤は高いだけでなく非常に長く、原子力発電所の海に面す部分をすべて塞ぐように、800mもの長さがあるそうです。写真撮影は禁じられていましたので写真はありませんが、見るもの全てが想像以上のスケールでした。

 今回の女川原子力発電所見学会を通じて、原子力発電所のスケールの大きさを身をもって感じることができました。

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