東北大学工学部機械知能・航空工学科4セメスター科目である機械知能・航空研修Iに関してです。
今年度の2年生はこれまでと配属ルールが大きく変更となり、2年生の後半でコース配属&研究室仮配属、仮配属研究室&もう1つの研究室で研修I、3年生前半で研修II、そしてその後研究室本配属となることとなりました。そのため、各研究室における研修Iのテーマ、分量も、これまでとはかなり異なったものとなっています。
令和2年度の当研究室における研修Iのテーマは、当研究室の主たる研究テーマの一つである材料評価、検査技術に関するものです。より具体的には、超音波およびサーモグラフィーを用いた構造物の損傷検出技術について、その理論を学び、数値シミュレーションと実験を通じて理解を深めるというテーマを提供しています。
こちらはサーモグラフィーによるきず検出に関する実験の様子。令和2年度は木の板の内部のドリル穴をサーモグラフィーにより検出できるかどうかについての実験を行いました。
測定の結果はこちら。真ん中の温度が低い部分が穴です(実際には過渡変化をみています)。この後、有限要素法解析をやってなぜそうなるのかや物性値によって結果がどう変わるのか等を評価しました。