Activity Report Oversea Student

インド旅行

投稿日:

2023/3/14

M2の加子です。研究の合間を縫って2022年12月6日から17日にインドを旅行してきました。デリーからカルカッタを陸路で移動、途中の都市を観光してきました。

デリー
立て続けにインドの洗礼を受けました。インドに着き、空港から市内への地下鉄の切符を買おうと列に並んでいると、"Sorry"といいながら男の人が割り込んできました。あまりに自然な割り込み方でとっさに反応できませんでした。ここで負けたら旅行中負け続けると思い、"Why"を連呼して自分の順番を取り戻しました。しかしこれだけでは終わりません。自分の番になり、チケット代60ルピーを支払うために500ルピー札を渡すとお釣りが返ってきました。インドについては本で予習済みで、お釣りを誤魔化されることがあるらしいです。確認すると案の定340ルピーしか手元には帰ってきておらず、販売員と目が合うとすぐにお金を返してくれました。少しだけ嫌な気分ではありますが、それ以上にインドっぽい体験が出来て面白かったです。
市内でも困難は続きます。到着したのが夜で、道には車があふれ、野良犬も大量にいます。犬は好きですが、狂犬病が怖くて近づけませんでした。

クラクションと割り込みが多発

SIMは空港より街中の方が安く買えるというネットの情報を信じ、オフライン状態で予約したホテルを探しました。GPSは使えるので、Google Mapを見ながら日本で予約していたホテルを探しましたが、全く見つかりません。店をやってる人に聞いて、知らないといわれ、それでも電話番号があったので、電話して聞いてもらい進むべき方角を教えてもらいました。その方角に歩いて行っても全然見あたらず、別の人に聞き、バイクで連れてってもらいました。お礼にお金を渡そうとしても受け取ってくれず、感謝しかありません。さっきの体験とギャップがありすぎます。

本当のホテルの場所(画像の下にある青丸)とネットのホテルの場所(右上の青緑のピン、Hotel Nowel Deluxeの近く)

デリー2日目には3回も偽のツーリストオフィスに連れてかれ、ついに3回目にツアーを組まされました。3回目の手口は巧妙でした。SIMを買おうとしたときに、申請書を書くように指示された建物が偽ツーリストオフィスでした。全然SIMの手続きをしてくれなくて、勝手に旅程を組み始め、SIMを人質にツアーを組まされました。SIMは別のところで作れるのだから逃げれば良かったのですが、当時はなんとか言い負かして出ていかなければいけないと思っていました。粘りに粘って、ツアーは最低限のホテルと電車だけ、ツアーの終わりはバラナシに出来ました。

アグラ
アグラまで電車で移動し、早速タージマハルに行きました。外国人向けのチケットは1300ルピーでインド人向けの価格の26倍です。チケットを買うときに2人組のインド人に話しかけられました。一緒に回ろうというので、正直また騙されるのかと思い警戒しました。でもエヴァンゲリオンに出てくるNERVのロゴが入ったダウンを着ていたので、信用しちゃいました。2人はこっちで知り合って一緒に来たみたいで、インド人の人との距離感に驚きました。結果いい人たちで楽しく観光出来ました。

写ルンですで撮った写真、タージマハルは想像以上にデカくてきれいでよくこんなもの作れたなと思いました

カジュラホ
次はカジュラホ。ペラペラの日本語を話すインド人Sさんに会いました。日本で10年くらい働き、最近戻ってきたらしく、怪しさ満点でした。結果いい人で、家でご飯をご馳走になりました。
学生の傍らガイドをやってるというR君とも知り合いました。R君の友達と家の屋上でお酒飲んだり、畑でカレーを食べたり失われた青春をしてきました。
R君の友達のA君がバラナシで勉強してて、一緒にバラナシに来てくれることになりました。

カジュラホの遺跡

バラナシ
ガンジス川で有名なバラナシへ。A君の友達とバラナシで合流し、3人で1つの部屋に泊まることになりました。A君の主張では3人で泊まれば1人あたりの値段が安いとのことでしたが、何故かホテル代、食事代が僕持ちになり、次の日には別れました。
インド疲れから日本人宿に泊まることにしました。まだまだ日本人旅行者は少なく、2人知り合えました。1人はベトナムからアフリカ目指して旅をしている大学生で、もう1人は中国への出向を終え、長期休暇中の社会人でした。僕は出来ませんでしたが、社会人の方はガンジス川で沐浴してました。

カルカッタ
目的地であるカルカッタへ。インドに少し疲れていた僕にはとても居心地がよかったです。国境近くにあり、いろんなところから人が集まっている街でした。泊まった宿では故郷の違うインド人同士が英語で話していました。
食事も日本人の口に合い、香辛料を使わない料理のなつかしさから大食いしてしまいました。

バスにたくさん乗れたのも良かったです。一番インドを知れる気がするし、安いからです。ただ最終日に空港に行くのにバスを使ったときは焦りました。Google Mapで調べて出てきた番号のバスに乗ったのに、空港には行かないと言われ、他のバスに乗り換えられる大きな駅で降りました。そこには何十台ものバスが来ており、いったいどれにのれば空港に着けるのか全く分かりませんでした。片っ端から人に聞き、ようやくバスに乗れたのですが、空港行きのバスではなく、空港近くを通るバスで、空港の近くで降りた後は歩いて空港に入りました。

総評
インドはハマるかハマらないかのどちらかと言いますが、僕はハマった側だと思います。どこに行っても何か起きる国でした。
僕がインドの情報を得たのは大部分が本からでした。本が書かれた年代は古く、今のインドはかなり変わっていました。デリーの安宿街(初日の宿のあたり)はインド人向けになっており、インド映画はスマホで見るものになり映画館は廃れていました。また、コロナで観光客が減ったことで観光地にいる詐欺師も減りました。インドに行くならば詐欺師の少ない今がおすすめです。
数年後にまた訪れて、今回との違いを見てみたいです。

文責:M2 加子

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