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一人自転車環島(台湾一周)旅

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初めましてB4の岩永です。3/5~/24に台湾へ行き、1年以上前からやりたかった自転車環島(台湾一周)をようやく遂行できましたので、旅の様子を報告させていただきます。完全にプライベートな旅行で一切アカデミックなことはしていませんのであしからず。


まず軽く自転車環島を考えている人の為に参考となる(であろう)情報を。各都市の様子はその後につらつらと綴っておきます。
自転車はここ(Bike Rental Taiwan|Cycling Tour Appointment|MathewBike)でレンタルしました。安くはないですが装備やサービスが非常によかったのでオススメです。
滞在した都市は訪れた順にこんな感じです。
台北→新竹→台中→嘉義→高雄→車城→台東→玉里→花蓮→頭城→台北


台中、高雄、台東で2泊したので計14日間で一周しました。その後台北を6日間ほど観光(豪遊)しました。台湾の観光庁から自転車一周旅のガイドブックが出ているのでそれを参考にすると楽に旅程をたてられます。ガイドブックは今遊佐研の本棚にあります。

夕方6時くらいに目的地到着→宿に荷物を置いて休憩→夕食&観光→22時に就寝→6時に起床→ルートチェック&軽く朝食→7~8時に出発
というサイクルをほぼ毎日繰り返していました。一度にガッツリとご飯を食べてしまうと体が重くなったり、眠くなったりするので朝~15時くらいまでは1時間半に一度パンやおにぎり等の軽食を摂るという食生活をしていました。衣類は4日分しか持って行ってなかったため3~4日にまとめてコインランドリーで洗濯していました。

台湾の交通事情は案外キチンとしており、幹線道路には自転車専用道が併設されてあるため比較的安全に走行できます。昔九州を自転車で縦断したときのほうが車が怖かった気がします。ただ犬事情が旅の最後まで苦労しました。

台湾の特に田舎では台湾犬が飼い犬、野良含めてかなりいます。そして台湾では飼い犬(というか番犬)を放し飼いにしているため殺意をもって吠えかかって追ってきます。道中のコンビニで話したカナダ人バイカーは台湾の犬が狂犬病にかかっている可能性は99%無いので心配しなくていいと言っていましたが、そういう問題じゃありません。病気を持ってようがなかろうが噛まれるのは絶対嫌なのです。(台湾犬とググってみてください。やつらシェパード並にデケぇのであります。)

そういった台湾の犬事情を知らず、呑気に主要道路から外れて脇道を走行していた私は初日から追いかけられ、噛まれかけました。雨が降っていて体は冷え切っていたのに、犬の息がかかっていた足首だけ妙に温かかったのは今考えてもかなりトラウマものです。基本的に野良は2~4匹ほどの群れで行動しているため、犬の方が私より数的優位にあるのもキツかったですね。(まぁ勿論タイマンでも勝てないですが)ただし後半になってくるとなんとなく犬がいそうな場所はわかってきます。(参考までに:マックが見える道は100%犬がでません。日本の山奥でたまに見かける絶妙なラインナップの中古車販売店があるような道や鶏の声が聞こえる道はほぼ100%でます。)山を越える際、猿とも顔合わせしましたが、変に止まったり、刺激したりしなければ襲いかかってこないと思います。(猿の鳴き声がしたらひたすら漕いでその場を去るようにしていました)

自転車環島について調べてみると色々な人がブログを書いていたり、情報をまとめたりしているので他の人の情報も参考にしてみてください。

以下旅中に撮った写真とエピソードです。

約20日間の全荷物です。右に写っているのが自転車搭載用のバッグなのですが税関の方に訝しまれました。

2日目の朝にしてパンクした様子。事前にスマホに入れておいたパンク修理動画を見ながら気合いで修理しました。この日既に山道で犬に追われ終わった後だったため、先行きがかなり不安になりました。

台中にて台中駅とマンガ資料館。日本統治時代の建物を利用しているためどことなく懐かしい風景です。台湾の漫画家さんが描いた漫画を初めて読みましたがクオリティが非常に高かったです。

台湾第二の大都市、高雄。想像以上に都会でビックリしました。大きなビルと港の組み合わせがニューヨークを彷彿とさせる都市でした。(ニューヨーク行ったことないですが)

車城の宿にてネコちゃん。今まで生粋の犬派でしたが台湾に限っては猫派になりました。かわいい。吠えてこないし。(ちなみに町中にてネコがうろついている=犬が放し飼いになっていない、ということなのでネコが道中にいる場合は犬の心配は無用です)

今回の旅程で最もキツかった車城~台東にて撮った写真。動物におびえながら山を越えた後、逆風が吹く海沿いを計120km近く走るコースです。山越えに関しては川内から青葉山キャンパスに上る道が自転車で4時間ほど続く道、と言えば東北大生には伝わるかと思います。
1枚目の写真に写っているお方は途中の山道で吠え狂う犬をどかしてくれた上、饅頭を恵んでくれた神です。

あまりにもセンスが無いバースデーケーキ。誰が買うんでしょうか。台東にて。

花蓮の宿で一緒の部屋になった人がオススメしていたため予定には無かったのですが急遽行った太魯閣。時間の関係上あまり奥には入れませんでしたが非常に綺麗でした。

昔の鉄道用トンネルを再利用して作られた草嶺隊道。このトンネルを使うと山越えをする必要が無いためかなり便利なのですが、自転車でも20分ほどかかるトンネルなので閉所恐怖症の人にはたまらない道だと思います。頭城北部にて。

ゴールの台北駅です。地下鉄がメインの駅なので駅を利用する際は毎回迷っていました。

台北のバーにて。ウーロン茶のカクテルを初めて飲みましたが美味しかったです。ただし3杯で7000円近くしました。

台北のメイドカフェにて。台北の宿で一緒の部屋だったアメリカ人と仲良くなり話の流れでメイドカフェへ行くことに。メイドさん、日本語上手いしかわいかったです。一緒に行ったアメリカ人も慣れない日本語で「萌え萌え♡」と言っており萌えました。このときメイドさんと撮ったチェキは財布の中で大切に保管しています。(雑な加工ですいません)

そのほか象山、台北101、九份などにも行き、非常に充実した台湾旅行となりました。
自転車旅をしていたというのもあるかもしれませんが道中「ファイト!」などと声をかけられることがよくあり、台湾の人たちの優しさを感じる良い旅となりました。(信号が変わるのを待っているとバイカーが突然声をかけてきてシールとキーホルダーをプレゼントされたこともありました。)
台湾の各地の風景、グルメ、雰囲気の違いを肌で感じることができたので自転車旅をしたのは正解だったと思います。ただ台湾語を話せなかったのが唯一の心残りでした。言語がわかればもっと楽しめただろうな~というシーンがいくつもあったので次回行くときには多少話せるようになりたいです。

文責:岩永

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