Activity Report B3B4 B3task

B3task発表会2023

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こんにちは。B4の和泉です。今回は先日行われましたB3taskの発表の様子をお知らせします。
 B3taskとは、本研究室で独自に実施している取り組みで、B3の学生に対して与えられるプログラミングの課題のことです。研修Ⅱが終わったころに課題が提示され、これに取り組むことにより来年始まる卒業研究に向けた知識・技能を身に付けることを目的としています。本年度の課題は以下の2つでした。


・円形導波管の接合面にモード整合法を適用して電磁波の散乱特性を解析するプログラム(本條担当)
──半径の異なる2つの円形導波管を接合した際の接続面におけるマイクロ波の散乱特性を計算するプログラムを作るという課題です。それぞれの導波管におけるマイクロ波の固有モードを計算し、接合面の境界条件を適用する事で散乱特性を計算するモード整合法を組み入れたプログラムを作成しました。


・マルチファンクションジェネレータとロックインアンプの制御プログラム(和泉担当)
──マルチファンクションジェネレータ(WF1973)とロックインアンプ(LI5655)をUSBで接続した外部のPCから制御するという課題です。機器の設定値を変更する各種コマンドと、WindowsフォームアプリのUIを紐づけることでプログラムを作成しました。

それぞれにM以上の上級生が付いて下さり、適宜相談・議論を行いながらプログラムの作成に向けて作業を行いました。最低限の機能が実装されたプログラムは短時間で作成できましたが、そこに機能を追加していく段階で不具合の発生が相次ぎ、延々とデバッグする作業に追われていました。コードが複雑すぎるが故に解読が非常に難しくなった関数も多々あり、その修正や改良にも大きく時間を使いました。これらの経験は、中長期的に開発をしたからこそ得られたものだと感じています。これからエンジニアとして働くにあたり、必ず役に立つであろう重要な経験をすることができました。このような機会を与えてくださった遊佐教授と、開発をサポートしてくださった先輩方にはとても感謝しています。

最後に発表会の写真を添付して終わりにしたいと思います。最後まで読んでい頂きありがとうございました。

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