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機械知能・航空研修II

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東北大学工学部機械知能・航空工学科5・6セメスター科目である機械知能・航空研修IIに関してです。 研修の詳細は便覧参照ください。端的に言いますと、所属研究室の研究に関連する論文を読んで、その論文に書かれている研究内容を発表する、というものです。 当然下記は当研究室における具体的な進め方なので、他の研究室ではまた違った形なんだろうとは思います。ご注意を。

尚、提出が求められる要旨についてはこちら、発表についてはこちらもご覧ください。

どんな論文を読むのか

基本的には、研究室の主たる研究テーマである構造物健全性の測定や評価技術に関する論文を読んでもらうことになります。具体的な論文はもちろん毎年変わりますが、概ね下記のような条件を満たすものを複数提示し、その中から選んでもらうようにしています。

  • それなりの雑誌1 に掲載されているもの。
  • 信用できる研究グループからのもの。
  • 短すぎず長すぎないもの。2段組みで6-8ページ程度を目安に。
  • 古すぎないもの。
  • なるべくネイティブが書いたもの2

具体的な進め方

おそらく研究論文を読む&研究発表的なことをするのは初めての経験だと思いますので、流石に論文を渡して後は自分で、とはしていません。大学院学生がマンツーマンでつき、大体週1くらいで論文に関する質問に答える場を設けるようにしています3。また、発表の2,3週間前からは研究室内での発表練習を(おそらく複数回)行うことになります。

よくある質問

全然わかりません。
→英語ではなく書かれている内容についての知識が足りないためだと思われます。まずは使われている技術について日本語で情報収集してみてください。

ここのところ具体的にどういうパラメータで実験したのか書いていません。
→著者にメールして聞いてください。

ここ間違っているように思うのですが。
→よくあることです4


  1. 端的にはScimago Journal & Country RankでQ1かQ2の雑誌。
  2. やっぱり英語の勉強という意味合いもあるので。
  3. あくまで質問に答える場なので、事前に何がわからないかを明確にしておいてもらうことが大前提です。
  4. 論文は教科書ではありません。書かれていることが正しいとは限らないのです。著者のうっかりミスかもしれませんし、ひょっとしたら意図的なものかもしれません。

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