• Fast Neutron Laboratory, Tohoku University, JAPAN

月: 2023年6月

塩害から種子形成を保護するナトリウム輸送体-植物の耐塩性メカニズムの解明

東北大学 大学院工学研究科 バイオ工学専攻の内山 剛志 大学院生、石丸 泰寛 准教授、魚住 信之 教授らの研究グループは、ナトリウム輸送体(AtHKT1)が、花の雄しべにナトリウムが溜まるのを防いでいることを明らかにしました。さらに、AtHKT1を篩管に追加発現させると、塩環境下において通常植物と比べて種子の形成量や植物収量が上昇しました。この耐塩性の分子機構の知見は、塩害土壌や海水利用など塩環境における植物栽培の可能性を広げる際に活用されることが期待されます。

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