11月5日の「世界津波の日(※)」を記念して、国連開発計画(UNDP)とタイ王国国民議会人民代表院の自然・公共災害防止・軽減常任委員会は共同で、2022年11月10日(木)13:00-16:30(バンコク時間)に「タイにおける災害リスク軽減のための国会議員の役割」というハイブリッドイベントを開催します。
※「世界津波の日」は2015年に国連が定めた国際デーの1つ。2022年は、東北大学がその策定に貢献した「仙台防災枠組み」において定められている目標の一つである「マルチハザードに対する早期警戒システム、及び災害リスク情報と評価への人々のアクセス機会を増加」への対応が取り上げられている。
このイベントでは、災害リスク軽減の重要性と、災害リスク軽減に関する国会議員の役割に焦点を当て、専門家や関連セクターが知見を共有することにより、立法過程における早期警報システム、マルチハザードへの備え、災害リスク軽減の推進について議論される予定です。
Dr. Seree Supratid (左)Dr. Anawat Suppasri (右)
本イベントでは、東北大学タイ萩友会(TUAT)会長であり、ランシット大学准教授で気候変動・災害センター所長のサリー・スプラティド博士が、「タイにおける津波とマルチハザード、現行法と未来に向けた政策提言(Tsunami and Multi-hazards in Thailand, current laws, and policy recommendations for way forward)」について講演を行う予定です。
また、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)のサッパシー・アナワット准教授による「災害リスクの軽減における日本からの知見共有:津波とマルチハザード(Knowledge sharing from Japan on DRR: Tsunami and multihazards)」についての講演も予定されています。
本学の教員とともに東北大学萩友会のメンバーが、国連という多国間の枠組みにおいて 災害への備えの重要性を訴えることにより、タイ国会が災害リスク軽減のための具体的な行動を設計する一助となることが期待されます。
一般参加者は、以下のUNDPタイ政府のFacebookから視聴することができます。
https://m.facebook.com/UNDPThailand/
*)画像の参照元:
https://www.bangkokpost.com/learning/advanced/267364/the-flood-expert
https://www.tsunami.irides.tohoku.ac.jp/en/member/suppasri_anawat/