清華大学‐東北大学共同研究プロジェクトオンライン報告会を開催しました

東北大学と清華大学は、両大学が支援する「東北大学-清華大学共同研究プロジェクト」の採択プロジェクトによるオンライン報告会を3月30日に開催しました。

東北大学-清華大学共同研究プロジェクトは、両大学間の共同研究を奨励する目的で2019年に開始されたもので、公募から採択までを両大学が合同で行い、採択された共同研究に対して2年間の研究交流経費助成を行うものです。対象分野は両大学が強みを持つ材料科学、スピントロニクス、災害科学を中心とし、さらに昨年の公募からは全分野に拡大しており、重点分野の強化と新たな共同研究分野の発展を目指しています。

報告会では、清華大学の曾嵘(ZENG Rong)副学長(研究担当)からの開会挨拶に続き、2019年度に採択された6プロジェクトの代表者から共同研究の最終の成果報告と今後の展望が、また2020年度に採択された4プロジェクトと2021年度に採択された4プロジェクトの代表者から研究の進捗状況が、それぞれ報告されました。

一昨年来、新型コロナウィルス感染症の影響により物理的な往来が制限されている中ではありますが、オンラインで討論会を開催して議論を深めたり、共著論文執筆に注力するなど、新しい様式の中でプロジェクトごとに柔軟に対応し着実に成果をあげている様子が報告されました。閉会挨拶では、本学の小谷元子理事・副学長が、このファンドによる共同研究と両大学の友情は、ファンドが終了した後もさらに発展していくものと確信しているとの期待を述べました。

本学では、引き続き同プロジェクトを通じて両大学の共同研究の発展を支援していきます。

参考:Tohoku-Tsinghua Project Report Meeting 2022プログラム