エズラ・F・ヴォーゲル氏来日講演@魯迅の階段教室

2014年9月19日(金)、ハーバード大学ヘンリー・フォードⅡ世 社会科学名誉教授エズラ・F・ヴォーゲル氏の来日講演 『American Views on Sino-Japanese Relations~日中関係をアメリカの視点から語る~』(在札幌米国総領事館主催/東北大学共催)が、 本学の建築遺産である『魯迅の階段教室』において行われました。

ヴォーゲル氏は、講演の冒頭、1959年に初めて来仙した際、現・本学名誉教授の佐々木徹朗氏の案内で、 女川や気仙沼などの漁村を3週間に渡って調査したことに触れ、2011年の災害において、 それらの地域が受けた被害に思いを寄せました。その後、1971年以降の日中関係について、 文化、経済分野などにおける歴史的事実を、時代を追って客観的に解説し、これからの日中関係改善に向けた提言を行いました。

会場では、募集定員一杯の80余名がヴォーゲル氏の講演に耳を傾け、熱心な質疑応答も繰り広げられました。

また、講演に先立ち、ヴォーゲル氏は、本学史料館を訪問し、同館職員の加藤諭氏の解説を受けながら、魯迅ゆかりの展示見学も行いました。

魯迅に関する展示を熱心に見学するヴォーゲル氏
魯迅に関する展示を熱心に見学するヴォーゲル氏