2014年10月21日(火)、「魯迅先生東北大学留学110周年記念ワークショップ」を魯迅先生が学んだ階段教室で開催しました。これは、中国の文豪魯迅先生が本学医学部の前身である仙台医学専門学校に留学されてから110年という節目の年を迎えたことを記念し、「魯迅先生仙台留学110周年記念市民の会」(以下、市民の会)の協力を得て行われたものです。
ワークショップには、魯迅先生のご令孫である周令飛氏並びに周寧氏、紹興魯迅記念館から張麗君副館長(陳斌館長の代理)、在新潟中国総領事館から張袁松教育領事、文部科学省から渡辺正実学生・留学生課長をお招きしたほか、市民の会会員や本学役員・部局長を合わせて約90名が出席しました。
主催者として里見総長からは、魯迅先生と恩師である藤野先生との関わりが、現在の本学と中国との活発かつ友好的な交流に続いているとし、第2、第3の魯迅先生を生み出せるように交流促進に向け引き続き努力していきたいとの挨拶がありました。
また、本学の永田英明准教授(史料館)からは魯迅先生が残した仙台留学の足跡について、山口昌弘副理事及び在新潟総領事館の張教育領事からは日本や本学と中国との教育交流の現状と未来等について講演がありました。
最後には周令飛氏から、本学が大切にしてきた魯迅先生との関係と記念行事開催に謝辞が述べられ、盛大な拍手の中、ワークショップを終えることとなりました。