本学は平成26年度大学の世界展開力強化事業(ロシアとの大学間交流形成支援)に採択されたことを受け、ロシアでの拠点となるモスクワ大学、 ノボシビルスク大学及びロシア科学アカデミーシベリア支部、極東連邦大学及びロシア科学アカデミー極東支部との共同教育プログラムを 開発・実施することとしています。
この度、学部1,2年生を対象とした異文化体験型学生交流プログラムTohoku University Cross-Cultural Program with Russia (TUCPR)を ノボシビルスク大学と共同で実施しました。
はじめに、本学において、ロシア人学生受入プログラムが平成27年1月30日~2月6日の8日間の日程で行われ、 ノボシビルスク大学から選抜された学生10名が参加しました。
ロシアからの参加者は、日本語や日本文化の講義を受け、また女川や白石などへのフィールドトリップ、 本学の研究施設や博物館などの見学を通し、日本への理解を深めました。
続いて、ノボシビルスク大学において、日本人学生派遣プログラムが平成27年2月13日~2月20日の8日間の日程で行われ、本学の学生10名が参加しました。 なお、本学からは50名を超える応募があり、ロシアに興味を持つ学生が潜在的に多かったことがうかがえました。
参加学生は、ロシア語の講義や、バレエ、クラシック音楽の鑑賞、伝統的なロシアの行事への参加、ロシア科学アカデミーシベリア支部の研究所見学などを通し、 ロシアへの理解を深めました。
また、このプログラムは、双方の学生が相互に受入をサポートするとともに、協働でプロジェクトワークを行うなどの共修環境を提供していることが特徴です。
日露の参加学生は多くの学習の機会を得るとともに、自国では得られない貴重な体験を通じて、日露交流の意義と重要性を理解し、 日露の親善に資する視野を育みました。
(トップ写真)[受入プログラム]白石城見学
(本文中写真)[派遣プログラム]オビ川の鉄道橋見学