2015年6月1日、2日の両日にわたり、フランス・リヨン大学が主導して設立するAlliance internationaleの初会合に里見進総長と植木俊哉理事が出席しました。
リヨン大学は、2007年にリヨン地域に所在する国立応用科学院リヨン校(INSA-Lyon)や国立中央理工科学校リヨン校(ECL)等の高等教育機関のほか、フランス国立科学研究センター(CNRS)からなる新たな大学運営組織として設立され、本学とは2013年9月に大学間交流協定を締結しております。
リヨン市内を一望できるTour Oxygèneで行われた会議の初日では、リヨン大学Khaled BOUABDALLAH学長による設立趣旨の説明ののち、リヨン市Jacques DE CHILLY国際経済局長並びにLionel FLASSEUR担当部長からリヨン市の紹介がありました。
引き続き行われたアライアンス参加大学による各大学紹介において、里見総長から本学のミッションおよびグローバルビジョンのほか、これまでのリヨン大学との連携について説明を行いました。
翌日は、会場をリヨン第2大学および第3大学に移し、各参加大学とリヨン大学との個別協定調印式、Biosciences, Health and Society、Sciences and engineering for a sustainable society をテーマとしたラウンドテーブルのほか、CNRSによるフランス研究機関と海外機関との連携や支援事業について説明がありました。
調印式では、本学がINSA-Lyonに設置するリエゾンオフィスに係る覚書を新たにリヨン大学と結びました。また、ラウンドテーブルでは、植木理事から東北メディカル・メガバンク機構の取組みを紹介し、アライアンス参加大学との当該分野での連携可能性について意見交換を行いました。さらに、CNRSの支援を受け、本学とINSA-LyonおよびECL等が中心となって進める国際共同研究ユニット事業(Elyt-Max)の取組について、INSA-LyonのJean-Yves CAVAILLE教授が説明しました。
会合の取りまとめではアライアンスの活動方針案が示され、今後、実質的な交流を進めていくことになります。
※Alliance internationale
・リヨン大学が、グローバル化社会における新たな大学間連携を構築するために設立した大学間コンソーシアム。リヨン大学の海外協定校のなかでも、特に密接な交流と特徴的な取組みを共同で行う大学が招待された。
・参加大学(順不同)
1. シャーブルック大学(Université de Sherbrooke)カナダ
2. トリノ大学(University of Turin)イタリア
3. 東京大学(The University of Tokyo)日本
4. 復旦大学(Fudan University)中国
5. モントリオール工科大学(Polytechnique Montréal)カナダ
6. オタワ大学(University of Ottawa)カナダ
7. トリノ工科大学(Politecnico di Torino)イタリア
8. サンパウロ大学(University of São Paulo)ブラジル
9. 東北大学(Tohoku University)日本
10. 同済大学(Tongji University)中国
11. 華東師範大学(East China Normal University)中国