2016年10月4日(火)、本学は、材料科学および工学分野の研究連携を強化することを目的に、フランス国立科学研究センター(CNRS)、リヨン大学(Université de Lyon) と連携した国際共同研究ユニット(UMI)として、“ELyTMaX”(エリートマックス)を設立しました。
開所式では、フランス代表団から、フランス上院議員兼リヨン市長のGerard Collomb氏、在日フランス大使館Paul Bertrand Barets公使、リヨン大学Khaled Bouabdallah学長およびCNRS-INSIS(Institute for Engineering and Systems Sciences)Jean-Yves Marzin所長が、日本からは、日本学術振興会 岩佐敬昭理事及び東北大学 里見進総長が開所挨拶を行いました。
また、式に先立ち、フランス代表団は災害科学国際研究所を訪れたほか、片平キャンパスや青葉山キャンパスのELyTMaX関連施設の見学も行いました。
※ELyTMaXとは、”Engineering Science Lyon-Tohoku for Materials and Systems under Extreme Condisions” を略して命名されました。現在は、仙台を拠点とし、15名のメンバー(うち半数はフランス人)が、極限環境下で、より耐久性、安全性に優れる物質をデザインすることを目的に、材料および構造物の挙動研究を行っています。
※UMI(Unité mixte international)とは、CNRSと国際機関との共同研究開発を推進する仕組み(国際共同研究ユニット)です。実際の研究拠点はフランス国外のCNRS提携機関に設置され、国際研究プロジェクトが進められます。