
7 月 30 日・31 日に開催された東北大学オープンキャンパス 2025 で、米国シカゴ大学と本学が連携する「Chicago-Tohoku Quantum Alliance」の一環として、量子科学の体験型企画展示が行われ、小・中・高校生を中心に 2 日間で昨年を上回る約 850 人が来場しました。
本展示は、将来の量子技術の担い手を啓発・育成することを目的とし、量子科学の基本概念を紹介するポスター展示のほか、シカゴ大学が開発した「量子ボードゲーム」やパソコン上で動作する「量子迷路ゲーム」などを通じ、参加者がその仕組みや科学の面白さに触れる機会を提供しました。ゲームを体験した学生からは、「量子分野への関心が高まり、進路選択の視野が広がった」「東北大学での学びに強い興味を抱いた」などの声が寄せられました。
シカゴ大学から来日した教職員・学生 6 名と、東北大学の学部・大学院生 10 名が協力し日本語と英語による案内で展示を行い、国際的な交流を実感できる場を演出しました。会場では、順番待ちがでるほどの盛況ぶりで、興奮と好奇心に満ちた声がよせられました。オープンキャンパス終了後の 7 月 31 日には、量子研究に関わる両大学の教員・学生らによるネットワーキングディナーも開催され、国境を超えた学術・文化の交流が一層深まりました。本企画を通じて、世界に開かれた東北大学の研究・教育活動が幅広い世代へ発信され、科学への関心を高める貴重な機会となりました。

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