東北大学国際功労賞・海外同窓会アウォードの表彰式を実施しました

12月11日、青葉山新キャンパスの「災害科学国際研究所」で、「東北大学国際功労賞」「海外同窓会アウォード」の表彰式が開催されました。式典には、海外から「東北大学国際功労賞」の受賞者2名及び「海外同窓会アウォード」の受賞団体の代表者が出席し、ご家族や本学の教員と学生が見守る中、大野英男総長から表彰状が授与されました。

大野総長は、東北大学が「門戸開放」を建学の理念の一つとして掲げ、数多くの優秀な人材を国内外から迎えてきた歴史に触れ、グローバルに活躍する受賞者に心からの敬意と感謝の言葉を述べるとともに、東北大学のさらなる発展のため今後もお力をお借りしたいと述べました。

また、表彰式の直前には、受賞者によるトーク・セッションが行われ、受賞者たちは本学在学時から現在の受賞に至るまでの話を、情熱的に伝えていました。本学への愛があふれるスピーチに、会場の観衆は聞き入り、特に現役の留学生は大きな偉業を成し遂げた先輩の言葉に、真剣なまなざしを向けていました。

表彰式に先立って、受賞者たちは三条地区の学生寮、片平キャンパス、青葉山キャンパスを訪問して学生時代の思い出の詰まった景色に目を細めたほか、2024年に運用開始を控える次世代放射光施設「ナノテラス」を訪問しました。

「東北大学国際功労賞」「海外同窓会アウォード」は、昨年の本学創立115年周年・総合大学100周年を記念事業の一環として、海外同窓生等との連携を強化することを目的に立ち上げられた取組みです。個人部門の「東北大学国際功労賞」は、東北大学にゆかりのある方の中で国際的な活動を通じ本学の国際的プレゼンスの向上に貢献を果たした方が表彰され、団体部門の「海外同窓会アウォード」は、特色のある海外同窓会の活動に贈られます。両部門とも、本年9月30日に開催された「女子大生誕生110周年・文系女子大生誕生100周年記念式典」において、受賞者と受賞団体の発表が行われました。

(前段左から、山口副学長、大隅副学長、アルディアンシャー教授(インドネシアの海外同窓会会長)、ガルギ・キニ博士、大野総長、ラッティコン・ワラクンシリパン准教授、植木理事・副学長、長坂副学長)

1.「東北大学国際功労賞」 

ガルギ・キニ博士
元タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)副社長、「国際電気標準会議」(International Electrotechnical Commission、IEC) 議長諮問グループ(CAG)メンバー(2013-)

ラッティコン・ワラクンシリパン博士
泰日工業大学国際関係・奨学金担当副学長(2021-)

2.「海外同窓会アウォード」

東北大学インドネシア同窓会(写真はアルディアンシャー会長)