東北大学の大野英男総長は、スピントロニクス及び半導体分野において世界的に卓越した研究成果を挙げたことにより、ポーランドのワルシャワ大学から名誉博士号を授与されました。
授与式は令和5年11月13日(月)にワルシャワ大学メインキャンパス内のカジミェシュ宮殿で開催され、Alojzy Z. Nowakワルシャワ大学学長以下関係者の臨席のもと、伝統的な作法にのっとり、格式高い雰囲気の中で執り行われました。
大野総長は授与式におけるスピーチにおいて、これまで共同研究を行ってきたワルシャワ大学を始めとするポーランドの研究者達へ謝意を述べつつ、自身の研究者としてのキャリアを支えた学生や家族への感謝の意を述べるとともに、これまでの研究成果について振り返りました。さらに大野総長は東北大学が国際卓越研究大学の認定最終候補に採択されたことに触れ、地球規模での課題解決に貢献するためワルシャワ大学との協力を含めた国際的な連携強化を推進することへの意欲を語るとともに、自身の知識によって世界と次世代の発展のために寄与する決意を表明し、スピーチを締めくくりました。
また、授与式典の開催に伴い、11月13日(月)~11月14日(火)にかけて東北大学・ワルシャワ大学ならびにポーランド科学アカデミー共同のワークショップが実施されました。ワークショップは、スピントロニクス、日本学、国際法の3分野で実施され、本学からは各分野を代表して深見俊輔先端スピントロニクス研究開発センター長、木村敏明文学研究科長、植木俊哉理事・副学長ならびに戸澤英典法学研究科長らが出席し、両大学から合わせて30名以上の研究者・学生が参加しました。各分野とも充実した研究発表と活発な質疑応答が行われ、今回のワークショップを通して両大学の多方面にわたる一層の研究交流の拡大が期待されます。
【授与式典にてスピーチを行う大野総長】
【スピントロニクスワークショップの様子】
【日本学ワークショップの様子】
【国際法ワークショップの様子】