植木理事・副学長が日独6大学アライアンス HeKKSaGOn(ヘキサゴン)* 学長会議に出席しました

2023年9月21日(木)から22日(金)に、ドイツのゲッティンゲン大学で “What Opportunities and Challenges does Artificial Intelligence offer to the Higher Education Sector?” をテーマに、第9回日独6大学ネットワーク HeKKSaGOn 学長会議が開催され、本学から植木俊哉理事・副学長を始めとした本学教職員、学生、計10名が参加しました。

初日は、主催大学であるゲッティンゲン大学のトラン学長による歓迎の挨拶、柳駐ドイツ日本大使、日本学術振興会並びにDAADの代表による開会の挨拶に続いて、“Current developments and future perspectives for HeKKSaGOn” をテーマに、加盟6大学の学長・副学長による プレゼンテーションが実施されました。本学から、植木理事・副学長が本学の紹介とHeKKSaGOnの交流の歩み、デジタル化の取り組みやAI、ロボティクスに関する本学の研究内容を紹介し、本コンソーシアムの重要性と可能性に対する期待を述べました。続いて、今回の学長会議のテーマである“What Opportunities and Challenges does Artificial Intelligence offer to the Higher Education Sector?” についてのパネルディスカッションに加盟6大学の学長・副学長が参加しました。AIが教育や研究に与える影響や課題について議論がなされ、植木理事・副学長からAIが教育にもたらす大きな影響について言及し、基本的なAIに関する技術の発展はもとより、より社会的で広範な観点からの影響について、将来において、我々人類が考えていかなければならない問題であると述べました。

2日目には、学長・副学長らによる会議と各研究ワーキンググループによるミーティングが並行して開催され、学長・副学長会議ではHeKKSaGOnの今後の活動と展望について議論が行われました。その後、9月11日(月)から22日(金)に開催されたサマースクール(本学の教員1名と学生1名も参加)に参加した学生の発表や各ワーキンググループの活動報告があり、加盟大学による共同声明への署名式が行われました。

HeKKSaGOnでは、4つの 優先分野を設定し、関連する研究を行うワーキンググループへ3年間(2020年10月から2023年9月)の助成を行ってきました。本学からは工学研究科の吉田和哉教授と環境科学研究科の松八重一代教授が、研究代表者を務めるワーキンググループの活動状況を報告しました。ワーキンググループについては、コロナ禍により活動制限があったことから、希望する一部のグループの活動期間1年間の延長が認められています。今後、2024年10月から支援するワーキンググループを新たに公募する予定です。

関連イベントとして、9月19日(火)から22日(金)に開催された AI シンポジウムにも本学の教員、学生計12名が参加しました。AI シンポジウムに参加した学生から、今回の交流により加盟大学とのコラボレーションの可能性が生まれ、対面での参加が有意義であった旨のコメントがありました。

コロナ禍により、4年ぶりに対面で開催された本学長会議は、盛況のうちに終了しました。
次回の学長会議は、2025年の秋に大阪大学で開催される予定です。

*HeKKSaGOn(ヘキサゴン):
日独の6大学(ハイデルベルク大学(Heidelberg)、京都大学(Kyoto)、カールスルーエ工科大学(Karlsruhe)、東北大学(Sendai)、ゲッティンゲン大学(Göttingen)、大阪大学(Osaka))(- network)による、参加大学間のモビリティを推進する二国間型ネットワークで、2010年7月に設立されました(HeKKSaGOnの愛称は、加盟大学の所在地名頭文字等です)。2年毎に日本・ドイツ交互に持ち回りで開催する学長会議とワーキンググループでの共同研究等を通じて、加盟校間の交流が活発に行われています。2021年には、本学が第8回 HeKKSaGOn 学長会議をオンラインでホストしました。

(本学の発表を行う植木理事・副学長)
(サマースクールの発表を行う学生等)
(ワーキンググループの発表を行う吉田和哉教授)

問い合わせ先
国際連携部国際企画課国際連携係
TEL:022-217-5578