4月29日と30日の両日に、東北大学インドネシア留学生協会(PPIS)と東北大学インドネシア校友会(IATU)は、グローバルラーニングセンターと共同で、本学への進学を希望するインドネシア人学生を対象にウェビナーを開催しました。このウェビナーは、インドネシアの高校生、大学生、大学院生の若い世代に東北大学を紹介するために開催されたもので、昨年初めて開催され、大きな成功を収めました。
写真1:「Let’s Study at Tohoku University」ウェビナーの参加者
昨年のウェビナーの成功を受け、今年のウェビナーは2日間に延長し、初日は東北大学各学科・研究室に所属しているインドネシアの現役留学生が「オープンキャンパス」で自学科を紹介しました。ブレークアウトルームでは、農学部や文学部などの17以上の学科が紹介され、参加者は具体的な質問をしたり、自分の興味のある学問を探すことができました。
写真2:東北大学での留学におけるコストについて説明する渡邉由美子教授
グローバルラーニングセンターの渡邉由美子教授が、留学希望者のために本学の様々なプログラムや奨学金について説明し、参加者も質問をすることができました。また、在日インドネシア共和国大使館の教育担当官を務めるユスリ・ワルディアットノ教授が、日本での留学や、グローバル化が進み、厳しい競争にさらされるインドネシアの若者の将来の夢について講演を行いました。
写真3:日本におけるインドネシア人留学生に関する統計情報を共有するユスリ・ワルディアトノ教授
2日目のウェビナーでは、文部科学省、日本の地方公共団体や企業、インドネシア政府機関の奨学金であるLPDPなど、さまざまな奨学金受給者のプレゼンテーションが行われました。参加者からは、奨学金受給のための条件や、生活費、キャンパス内外での社会生活など、日本での留学生活に関する不安など、さまざまな質問が寄せられ、関心の高さが伺えました。
写真4:日本での留学のさまざまな進路についての洞察を説明するMEXT奨学金の受給者であるロナルドさん
このウェビナーには、2日間で合計215名の参加者が集まり、東北大学や日本全国で学ぶことを希望する若い参加者にとって、非常に有益な機会となりました。このウェビナーを通じて、留学希望者は現役のインドネシア人学生と交流し、生の情報を得ることで、不安や懸念を将来の学問的目標を追求し続けるためのインスピレーションやモチベーションに変えることができたようでした。