Category Archives: 新著情報

新年度のご挨拶

“A long December and there’s reason to believeMaybe this year will be better than the last”〔12月は長かったけれど、 きっと今年は去年よりいい年になる そう信じる理由はある〕    (Counting Crows, Recovering the Satellites, 1996) ゼミブログ久々の更新です。昨年度から、みなさん難しい状況をご経験されているかと存じますが、当ゼミもオンライン授業への対応、普段の行事が開催できないなど、これまでと全く異なる1年でした。 しかし、コロナ禍にもかかわらず、文学研究科の現代日本学研究室と共同で運営している「日本学研究会」の活動や、講座主催の公開講演も何とか行うことができました(「関連企画」を参照)。学生もこのような大変な状況でも業績を次々と発表しており、可能性のなかでは、ベストを尽くしました。碧海寿広先生によるゴダール先生の名著の翻訳が発表され、クラウタウ先生も英語と日本語で、二冊の編著を刊行しました。 困難を乗り越えて、新しい年に期待しましょう。本日、4月1日、近代日本ゼミは新たに2名の日本学術振興会の特別研究員(ポスドク)を迎えることとなりました。日文研で学位を取得してきた君島彩子先生と、これまで大谷大学真宗総合研究所のご所属だった大澤絢子先生です(お二人の研究テーマ等は「メンバー」を参照)。 繁田先生とヘナータ先生に加え、これで本ゼミは何と、4名ものポスドクが所属することになりました。これは楽しくなりますよ!ゼミとして未熟なところは多々ありますが、これからもよろしくお願い申し上げます。

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繁田著『「悪」と統治の日本近代』刊行!

本ゼミ所属のポスドク・繁田真爾先生は博士論文を踏まえた単著『「悪」と統治の日本近代――道徳・宗教・監獄教誨 』を法藏館から刊行しました。井上哲次郎(1856-1944)や清沢満之(1863-1901)、そして明治期の教誨制度を検討しながら、近代日本における「悪」の問題に迫る画期的な作品です。早速、「仏教と近代」研究会のブログで、書評が掲載されましので、ご関心のある方は是非、一読ください。先日に開かれた刊行祝賀会に武蔵野大学准教授で宗教学者の碧海寿広先生も参加され、盛り上がりました。繁田先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます!

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クラウタウ先生「日本宗教史学における廃仏毀釈の位相」収録の『カミとホトケの幕末維新』が刊行される

龍谷大学文学部准教授岩田真美先生、そして金城学院大学教授の桐原健真先生が編集された『カミとホトケの幕末維新――交錯する宗教世界』は先日、法藏館から刊行されました。「維新150年を越えて、文化史の視座から近世と近代の架橋を試みた野心的な研究入門書」と評されるこの作品に、クラウタウ先生の他に宗教学者のジャクリーン・ストーン先生(プリンストン大学)や歴史学者のジョン・ブリーン先生(日文研)などの研究者も寄稿しており、幕末維新期の宗教史を考える上で画期的な著作です。クラウタウ先生、おめでとうございます! 2019年2月8日追伸: 本書は日本の最も伝統のあるオカルト情報雑誌『ムー』で紹介されました!出版社の方も言っていたように、「あの『ムー』に掲載いただけるとは!」

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