東北大学国際連携推進機構は2022年6月14日、欧州復興開発銀行(EBRD)事務局長の小口一彦氏、人事担当マネージング・ディレクターのハナ・メドリー・ロバーツ氏による講演会を東北大学知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)において開催しました。
EBRDは、1988年のベルリンの壁崩壊以降の情勢変化を受け、中東欧諸国における市場指向型経済への移行ならびに民間及び企業家の自発的活動を支援するため、1991年に設立されました。国別出資額において日本はアメリカに次ぐ第2の出資国です。
講演会は、会場での対面とオンライン配信を併用し、東北大学の卒業生である大矢伸EBRD東京事務所長がモデレーターをつとめて行われました。
国際連携推進機構長の植木俊哉理事・副学長は開会挨拶で、国際金融機関の中枢で活躍される方々のお話を通じて、本学の学生や教職員に良い刺激となることへの期待を述べました。
小口氏はロシアによるウクライナ侵攻直後からのEBRDの対応、ウクライナ危機が世界経済に及ぼす影響、国際開発機関等によるウクライナ支援の最新の取り組みについて紹介しました。
メドリー・ロバーツ氏は、EBRDで勤務するスタッフのキャリアの実例を交え、世界から多様性に富んだ人材が集う国際金融機関で働くことの魅力について語りました。
それぞれの講演後には、先行きの見通しにくい世界情勢へのEBRDの対応や、国際機関での勤務の魅力についてなど、多くの質問が寄せられました。
■講演動画※公開期間が終了いたしました。
■ご質問など
講演を聞いての質問などありましたら、欧州復興開発銀行東京事務所までメールでご連絡ください。
連絡先: EBRDTokyo※ebrd.com(※を@に変えてお送りください)
■講演講師
欧州復興開発銀行 事務局長 小口一彦 氏(CV)
人事担当マネージング・ディレクター Hanna Meadley-Roberts 氏(CV)
■ 欧州復興開発銀行(EBRD)について
欧州復興開発銀行(EBRD)は、1989年のベルリンの壁崩壊等により加速化された、中東欧諸国における民主主義、市場経済への移行を支援する銀行の必要性が提唱されたことを受けて、1991年4月に設立された国際機関で、日本は1991年の設立時に加盟しています。(出典:外務省)
〇参考情報:EBRD公式サイト(英語)
お問合せ/Contact:
東北大学 国際企画課 Global Engagement Division
E-mail: iso@grp.tohoku.ac.jp