2021年12月17日(金)に、東北大学同窓生のネットワーキング強化を主な目的として「Tohoku University Alumni Online Gathering for Year-End 2021」を開催しました。世界の様々な地域から、約30人の同窓生が参加しました。
今回のイベントでは、昔のRPG(ロールプレイングゲーム)を彷彿させる、Gatherというプラットフォームを活用しました。Gatherは、各ユーザーが自身のアバターを操作して、近くにいる他のユーザーとビデオ通話やチャットによりコミュニケーションを行うことができるプラットフォームです。
この特徴を活用し、今回のイベントでは、従来のようなスピーカーの話を中心に話を聞く形ではなく、Gatherの空間で同窓生同士が自由に交流する形を採りました。
例えば、参加者それぞれが最近の取り組みについて紹介しあう「バーチャル名刺交換ラリー」により、新たな交流を生み出しました。また、Gather空間内に設置されたブースで「バーチャルポスターセッション」を行いました。様々な分野で活躍する同窓生たちが他の同窓生に自身の仕事や経験を紹介し、活発な対話や意見交換で盛り上がりました。
国際連合に勤めていた同窓生は、企業開発を目的とするインターンシップに携わっていたことを紹介しました。また、中国の大手通信機器メーカーに勤務する同窓生は、これまでどのぐらい人間の生活にAI技術が導入されているかを紹介しました。そのほか、参加型デジタルアートに関する技術、音響技術開発に関する研究やナノ材料向けのX線研究など、各自の研究・開発に関する発表もありました。
参加した同窓生からは、「Gatherは初めてなので、操作が分からないこともあったが、とても面白かった」との感想が寄せられました。
東北大学は、創立115周年を迎える2022年に、国内外同窓生との繋がりを強化するために、同窓生向けの交流イベントを複数開催する予定です。