6月3日(木)にドイツ学長会議、ケルバー財団、ハンブルグ大学が開催したオンラインイベントGlobal University Leaders Council Hamburg 2021(GUC Hamburg 2021)に大野総長が出席しました。
GUC Hamburgは、世界各地の有力大学の学長が一堂に会して高等教育の課題について議論する会議です。4回目となる今回は「気候変動とサステイナビリティという課題に対する大学の役割」をテーマとして開催されました。このテーマの下、より具体的なサブテーマが設定されたワークセッションにおいて、学長らによる活発な議論が行われました。
大野総長が参加したセッションでは、“大学のミッションとアイデンティティ”というテーマで、どのようにして各大学が機関として気候変動やサステイナビリティといった課題に向き合うか、その在り方について議論されました。大野総長はセッションの冒頭で、議論のきっかけとなるスピーチを行い、本学が2011年の東日本大震災からの復興を通じて「社会とともにある大学」というアイデンティティを再確認し、研究成果の還元による社会課題解決に精力的に取り組んできたことを紹介しました。また、大学がその「総合知」により地球規模の課題解決に貢献するためには、国を超えた大学同士の連携が重要であると述べました。加えて、国際社会の重要課題である気候変動への対処や持続可能な開発の実現は本学のトッププライオリティであり、今後は本学が今年創設したグリーン未来創造機構により、グリーン社会の実現に貢献する人材の育成、研究開発、社会共創を進めるとともに大学キャンパスのカーボンニュートラルを進めていくと話しました。
大野総長のスピーチに引き続いて、参加者らによる活発な議論が繰り広げられました。
(参考)The Global University Leaders Council Hamburg 2021