東北大学と清華大学は、両大学が支援する「東北大学-清華大学共同研究プロジェクト」の採択プロジェクトによるオンライン報告会を7月3日に開催しました。
東北大学-清華大学共同研究プロジェクトは、両大学間の共同研究を奨励する目的で2019年に開始されたもので、公募から採択までを両大学が合同で行い、採択された共同研究に対して2年間の研究交流経費助成を行うものです。
対象分野は両大学が強みを持つ材料科学、スピントロニクス、災害科学を中心とし、さらに今年の公募からは全分野に拡大しており、重点分野の強化と新たな共同研究分野の発展を目指しています。
報告会では、清華大学の薛其坤(XUE Qikun)副学長と本学の小谷元子理事・副学長(研究担当)からの開会挨拶に続き、2019年度に採択された6プロジェクトの代表者から研究進捗状況と今後の展開が、また2020年度新たに採択された4プロジェクトの代表者から研究計画が、それぞれ報告されました。
新型コロナウィルス感染症の影響により現在は物理的な往来が制限され、訪問予定の延期や中止など研究計画の変更が余儀なくされている中ではありますが、オンラインで討論会を開催して議論を深めたり、新たにキックオフミーティングを開催したりするなど、新しい様式の中でプロジェクトごとに柔軟に対応する様子が報告されました。
本学では、引き続き同プロジェクトを通じて両大学の共同研究の発展を支援していきます。