RENKEI研究者ワークショップと総会がニューキャッスル大学で開催されました

イギリスのニューキャッスル大学において、2019年12月2日(月)から3日間の日程でRENKEI研究者ワークショップが、その後12月5日(木)にRENKEI総会が開催され、東北大学からは植木俊哉理事・副学長をはじめとする教員と学生が出席しました。

日英から6大学ずつ計12大学が加盟する二国間大学ネットワークであるRENKEI (Japan-UK Research and Education Network for Knowledge Economy Initiatives:日英産学連携プログラム)では、共同研究、知識移転、人材育成の分野において加盟校間や産業界との連携を強化し、未来の社会のリーダーを輩出する仕組みをつくることを目的として、昨年からは「気候変動(Climate Change)」と「健康(Health)」の2つをテーマとして活動を展開しています。

12月2日から開催された気候変動に関する研究者ワークショップには、各加盟校から学生、若手・中堅・シニア層の研究者、約40名が参加しました。

参加者は、気候変動に関連するサブテーマごとに分かれ、大学やキャリアの垣根を越えて各自の研究内容の紹介や今後の共同研究について活発な議論を行いました。

ワークショップ3日目にはサブテーマごとに今後の共同研究計画について5分間の発表が行われ、東北大学の小森大輔准教授(工学研究科)が参加する「Improved Water Management – A Citizen Science Co-Design Approach」グループと峠喜哉助教(工学研究科)が参加する「Community-based forest management under a changing climate in Japan: evidence through experimentation」グループがRENKEIから共同研究助成金を受けられるRENKEIアワードを受賞しました。

 

 

 

 

 

 

また、翌12月5日に開催されたRENKEI 総会には、日本側・英国側の加盟校からそれぞれ国際担当理事・副学長等を中心に約30名が出席しました。

総会では、主催大学であるニューキャッスル大学のBrian Walker副学長と、2020年1月から新たにブリティッシュ・カウンシル駐日代表となるMatt Knowles氏から挨拶があり、これからのRENKEIの活動に対する期待が述べられました。

続いて、直前に実施された気候変動研究者ワークショップの報告と併せて来年京都大学と名古屋大学でそれぞれ開催される研究者ワークショップの計画が発表され、2つのワークショップを含めた今後の活動の方向性について出席者が意見を交わしました。

今後は、2020年6月22日~24日に気候変動に関する研究者ワークショップが、引き続き6月25日にはRENKEI総会が、いずれも京都大学で開催されるほか、2020年秋には名古屋大学で健康に関する研究者ワークショップが開催される予定です。

ブリティッシュ・カウンシル報告(外部サイトへ)

「RENKEI」について

・正式名称はJapan-UK Research and Education Network for Knowledge Economy Initiatives

・共同研究、知識移転、人材育成等の分野で、産業界との連携強化を目的として、2012年に発足

・事務局はブリティッシュ・カウンシル内に設置 ・加盟大学(日本側6大学、英国側6大学、合計12大学)

英国側6大学:エディンバラ大学、リーズ大学、 サウサンプトン大学、リバプール大学、ニューキャッスル大学、ノッティンガム大学
日本側6大学:東北大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学、立命館大学