植木理事・副学長がエドワード・ボイル卿記念講演会に登壇しました

2025年10月10日、立命館大学大阪いばらきキャンパスにおいて、「エドワード・ボイル卿記念講演* ―高等教育におけるグローバルパートナーシップの重要性とRENKEIネットワークの事例―」が開催されました。

このイベントは、英国リーズ大学と王立芸術・製造・商業協会、日英大学間連携プログラム(RENKEI)の協働により、大阪・関西万博開催の機会に、グローバルパートナーシップの強化を目的として開催されました。

はじめに、ロブ・スターマン 教授(リーズ大学工学物理科学部副学部長(国際))がエドワード・ボイル卿の功績やRENKEIの概要について講演しました。続いて、高等教育、研究、イノベーション分野における国際協力の重要性をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、RENKEI加盟校からハナ・ブラウン教授(ダラム大学人類学教授、京都総合地球環境学研究所客員研究員)、マリオン・ヘザリントン教授(リーズ大学生物心理学名誉教授)、土屋大洋 慶應義塾大学常任理事、本学の植木俊哉 理事・副学長が登壇しました。

植木理事は、19世紀後半に渡英し、現地で知識や技術を学んだ「長州ファイブ」と呼ばれる5人の侍や、日本の鉄道技術が現代の英国で活用されていること等を例に挙げながら、日英の協力関係の歴史と、両国間の若手研究者の交流や研究協力の更なる発展の可能性について語りました。国際的なコラボレーションの意義や異なる文化や価値観に触れることの重要性等について活発な意見交換が行われ、盛会のうちに閉会しました。

*エドワード・ボイル卿記念講演は、1940年代から1970年代にかけて、英国政府の要職を歴任し、政治家として活躍した後、リーズ大学副学長を10年以上務めたエドワード・ボイル卿 (Baron Boyle of Handsworth)の名前を冠した講演シリーズです。教育、学習、音楽の推進を支援することを目的として、ボイル卿の功績を称えて創設されたエドワード・ボイル メモリアル・トラストが実施母体となっています。

(集合写真:左から 植木理事、スターマン教授、ブラウン教授、ヘザリントン 教授、土屋理事、ナタリー許斐九州大学副理事)

(発言する植木理事)

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