
2025年6月23日(月)~6月25日(水)にわたり、杉本亜砂子理事・副学長、植木俊哉理事・副学長ならびに中川敦寛副理事らが、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)を訪問しました。
この訪問は、2025年6月に両大学間で大学間協定覚書(MOU)が締結されたことを受けて計画されたものであり、材料科学、半導体、ライフサイエンス、防災などの分野を中心に、今後他分野にも展開していくことを視野に入れながら、具体的な活動を企画・実行していくことを目的としました。
中でも、今回の訪問では、海洋学(スクリプス海洋研究所)、医学系ライフサイエンス産学エコシステム(UCSDヘルス、医学部)ならびに工学系・医工学連携(ジェイコブズ工学部)の三分野に関する協力可能性についての協議、教育・研究協力発展に関する可能性について検討と視察を行いました。
6月23日(月)には、海洋学(スクリプス海洋研究所)分野で、本学中川敦寛副理事と海洋研究開発機構変動海洋エコシステム高等研究所(AIMEC)所長の須賀利雄教授が、スクリプス海洋研究所のマーガレット・ライネン所長と謝 尚平教授(本学博士学位取得者)らとの間で、さらなる連携の発展の可能性について活発な意見交換がなされました。
6月24日(火)、医学系ライフサイエンス産学エコシステム(UCSDヘルス、医学部)分野では、UCSDヘルスのAIオフィサーであるカランディープ・シン先生によるデータサイエンス分野の先進的な取り組みの紹介に加え、最高医療責任者兼最高デジタル責任者であるクリストファー・ロングハースト先生からUCSDヘルス全体に関する包括的な説明が行われました。その後、UCSD医学部内の未来外科センターにて世界最大規模かつ最先端の手術シミュレーション施設を視察し、植木理事らとの間での意見交換も踏まえ、今後のさらなる連携推進ビジョンへの相互理解を深めました。
6月25日(水)には工学系・医工学連携(ジェイコブズ工学部)において、元本学アドバイザリーボード委員でありUCSD工学部長兼学長特別顧問のアルバート・ピサノ先生のご案内のもと、社会が直面する多様な課題の解決に向けて分野横断的な協働を推進する場として建設されたフランクリン・アントニオ・ホールを視察し、その機能や成り立ちについてピサノ先生よりご説明を受けた後、同学部によるスタートアップ支援事業や学生交流の取り組みに関して、実りある議論が展開されました。
今回のUCSD訪問を通じて、両大学間における連携強化に向けた重要な一歩を踏み出すことができました。今後のさらなる連携強化が期待されます。
【両大学についての紹介と意見交換の様子】

左奥︓本学AIMEC須賀所長
左奥から2番目︓中川副理事
右手前︓スクリプス海洋研究所マーガレット・ライネン所長
右奥︓謝 尚平教授(本学博士学位取得者)

右手前︓クリストファー・ロングハースト先生(最高医療責任者兼最高デジタル責任者)
右から三番目︓カランディープ・シン先生(AIオフィサー)
左手前︓杉本理事・副学長
左から二番目︓植木理事・副学長
【UCSDヘルス視察の様子】
【関連リンク】カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)
問い合わせ先:
経営戦略本部 グローバル戦略室
TEL︓022-217-6311
Email: kokusai-c*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)