10月9~11日、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて環太平洋大学協会(APRU)Senior International Leaders’ Meeting 2024が開催され、植木俊哉理事・副学長と災害科学国際研究所の泉貴子教授が出席しました。
この会合は、毎年、APRU加盟大学から国際交流を牽引する理事・副学長級の担当者が一堂に会し、環太平洋地域における諸問題解決への貢献に向けたAPRUの活動について議論を行うことを目的に開催されるものです。今年度会合は「限界なき学び(Learning without Limits)」というテーマの下で実施され、44の大学から88名が参加しました。
植木理事は、10日の’ Learning without Limits, Perspectives from Japanese Universities’をテーマとしたセッションに登壇し、慶應義塾大学の土屋大洋常任理事、九州大学の許斐ナタリー副理事と共にパネリストとして参加しました。本パネルでは、少子化や国際化といった日本の大学が直面する共通の課題を共有するとともに、経済的格差の拡大をはじめとする日本の社会全体が抱える問題について、都市と地方、両方の大学の視点から議論が行われました。会場からも活発に質問が飛び交い、日本社会独自の課題とその解決策について高い関心がよせられました。
植木理事は、大学における人工知能の活用事例として、東北大学の実践例の一つである、第二言語の学習におけるAIの効果的な活用について紹介しました。また、地方の大学が直面する課題については、東北大学が位置する仙台は「学都仙台」とも呼ばれ、学生が学習や研究に専念できる環境が整っていることなどに触れながら、地方の大学ならではの独自の魅力について語りました。
11日には、本学がハブ校を務めている「APRUマルチハザードプログラム」のプログラムディレクターを務める泉教授が、’Impact in Education and APRU’s Programs’をテーマとしたパネルディスカッションに登壇しました。
【参考ウェブサイト】
・APRU Senior International Leaders’ Meeting 2024会議の様子はこちら(APRUウェブサイト、英語のみ)
・環太平洋大学協会APRUについてはこちら
(パネリストとして発言する植木理事)
(集合写真(写真提供:APRU))
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