2024年9月19日(木)、東北大学において、台北医学大学(TMU)と東北大学のTop会談が行われました。本年5月に、両大学の5部局(農学・薬学・医学・歯学・人文社会科学分野)の部局間協定が発展し大学間学術交流協定を締結した記念として、TMUからRay-Jade Chen理事長、Mai-Szu Wu学長と関連5部局長らが、本学から冨永悌二総長、杉本亜砂子理事・副学長、植木俊哉理事・副学長、張替秀郎理事・副学長と関連5部局長らが参加しました。
会談では、冨永総長は、今回TMUで最大規模となる訪問団約50名が本学での共同国際シンポジウム(知のフォーラム「Designing Food for the Future」)や各部局でのワークショップ、さらに、スペシャルセッション「AI in Medicine」に参加のためにご来学くださったことへの歓迎の挨拶を述べました。続いて、TMU理事長とWu学長からのご挨拶があり、両大学のこれからの産学連携やデータインフォマティクス、トランスレーショナルメディスンに関する、また、人材育成への連携強化の期待が述べられ、最後に、次回の会合はTMUで開催するとの招待を示してご挨拶を締めくくりました。
両大学はこれまで5つの部局で育んできた連携を大学間学術交流協定に基づき発展させ、今後さらに部局間での各連携、さらに、学際的かつより強固な交流、連携に飛躍していくことが期待されます。
Top会談に続き、東北大学×台北医学大学スペシャルセッション「AI in Medicine」がハイブリッド開催され、台北医学大学からRay-Jade Chen理事長、Mai-Szu Wu学長はじめ理事ら対面で約50名、本学から冨永悌二総長はじめ理事・副学長、大学間学術交流協定関連部局長ら約50名(オンライン参加を含む)、計約100名が参加しました。
このセッションでは、台北医学大学の大学病院顧問外科医でもあるRay-Jade Chen 理事長から
「Reshaping the Future Healthcare with ‘Gen’ Medicine」の発表が、次いで、東北大学医学系研究科 園部真也助教から「Leadership Development for Creating AI in Medicine」の発表が行われました。ゲノムに基づいたヘルスケアと生成AIの活用についての紹介、また、AI開発のコンセプトとそれに向けた人材育成の取組が紹介されました。AIが日常生活にシームレスに組み込まれる未来を想定し、生成AIを活用することで、医師は積極的に病気を予測・予防することができ、医療の中心が治療から包括的な健康管理へとシフトする、情報社会におけるスマートなヘルスケアへの期待、そして、両大学の協働の展望が描かれました。
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