2024年9月4日(水)から5日(木)にかけて、メキシコ国立工科大学にて第6回日墨学長会議が開催され、東北大学から植木俊哉理事・副学長が出席しました。本会議は、2010年に日本とメキシコの政府間で取り交わされた「21世紀における戦略的グローバルパートナーシップ及び経済成長促進に関する日墨共同声明」に基づいて2011年から2年ごとに開催されているものです。
今回はグローバルな課題に取り組むうえでの産学連携のあり方が主要コンセプトに据えられ、様々な課題テーマのもとでのセッションにおいて、日本・メキシコの大学や企業等の産学連携の事例が紹介されつつ、課題解決に向けた両国の連携について議論が行われました。
このうち植木理事は「健康」をテーマとしたセッションに登壇し、グローバルヘルスガバナンスを取り巻く現状について言及するとともに、健康科学分野や医療分野における東北大学の産学連携の取り組みについて、主に大学病院の事例を中心に紹介しました。
このほか植木理事は会議期間中、パンアメリカ大学やケレタロ工科大学、グアダラハラ大学、インターコンチネンタル大学といったメキシコの大学と面談を行い、東北大学との今後の学生交流や連携の可能性について協議を行いました。