(カウセ学長と冨永総長)
9月13日、東北大学の戦略的なパートナー校であるシアトルのワシントン大学を冨永悌二総長、張替秀郎理事・副学長、山口昌弘副学長らが訪問し、アナ・マリ・カウセ学長との面談などを行いました。
面談において、冨永総長とカウセ学長は、本学とワシントン大学が共同で設置したアカデミックオープンスペース(University of Washington-Tohoku University: Academic Open Space、以下「AOS」)でのこれまでの交流の成果を振り返りつつ、両機関の関係を次のレベルに引き上げパートナーシップをさらに強化するため、今後の協力策をパッケージ化することに合意しました。この提案は「グローバル・エクセレンスを目指す戦略的連携パッケージ」と名付けられ、「アカデミック・エクセレンス」と「ソーシャル・インパクト」という2つの柱のもと、教育と研究、産学連携にわたる多層的な交流を進めていくことを目指すものです。
冨永総長とカウセ学長はこの合意について追記された大学間交流協定への署名を行い、また、この協定は、両大学が生み出すイノベーションを社会に還元することで、より良い世界を築き、次世代に希望を与えることを目的としていることを確認しました。
カウセ学長との面談に続いて、冨永総長はティモシー・デリット医学部長や、ワシントン大学のインキュベーションセンターである「CoMotion」のアンソン・ファットランド副センター長とそれぞれ面談し、医療分野やスタートアップ分野におけるベストプラクティスの共有や連携の可能性について意見交換を行いました。
また、12日には、張替理事と中川副理事が、アメリカ合衆国でトップクラスの医療機関として知られるワシントン大学の病院を訪れ、革新的な病院経営の具体的なプラクティスと課題などについて意見交換を行いました。
今回の訪問を契機に、両大学のパートナーシップは新たな段階へと進み、さらなる協力関係の発展が期待されます。