紛争地における人道支援の功績をたたえ、総長から佐藤源之東北大学名誉教授に表彰状が授与されました

2024年3月27日(水)、紛争地における人道支援の功績をたたえ、大野総長から佐藤源之東北大学名誉教授に表彰状が授与されました。
表彰式では、大野総長から、佐藤教授が開発した ALIS(「エーリス」:Advanced Landmine Imaging System)は地雷被害国の人道支援に広く活用されており、このことは東北大学にとっても大きな誇りであると述べられました。
佐藤教授からは、ALISを活用した国際貢献について、今後の展望や、紛争地で人道支援を行うことに伴う特有の問題や課題などが語られました。
ALISは、金属探知機と地中レーダーを組み合わせ、地雷を迅速かつ効率的に検知することができる画期的なシステムです。これまでカンボジアを中心に地雷被災国で導入されてきましたが、ロシアと紛争中のウクライナにおいても、同国の戦後復興を見据え、日本政府により操作方法の研修の実施や装置本体の供与が実施されています。
このように、佐藤教授が開発したALISは紛争地で広く活用されており、国際的な人道支援に大きく貢献しています。

【表彰式の様子】