8月2日(水)、金要燮駐仙台大韓民国総領事が本学を訪問し、大野総長への表敬訪問を行いました。
大野総長は、本年5月に就任した金総領事に歓迎の挨拶を述べるとともに、東北大学は「門戸開放」の精神のもと1927年には韓国からの女子留学生を受け入れていたことを紹介しつつ、現在でも韓国からの留学生数が国別で3番目に多いことに触れながら、留学生数を今後さらに増やしていくためにも領事館と協力していきたいとの意欲を語りました。
金総領事は、7月に宮城県が主催した次世代半導体産業セミナーに出席した際に国際集積エレクトロニクス研究開発センターの遠藤センター長による講演を興味深く聴講したことや、現在同センターの視察を検討していることに触れつつ、日韓両国が強みを持つ半導体分野において、東北大学と協力できる領域をさらに開拓してきたいとの意気込みを述べました。
このほか大野総長は、東北大学が国際司法裁判所、国際海洋法裁判所、国際刑事裁判所の裁判官を輩出した稀有な大学であることを紹介しながら、テクノロジー分野にとどまらない東北大学が強みを持つ様々な分野での東北大学と韓国との連携について期待を寄せました。
総長との面会後、植木俊哉理事・副学長が金総領事を金起林記念碑へ案内し、金総領事は金起琳に関する植木理事からの説明に熱心に耳を傾けていました。
【金総領事と大野総長の面会の様子】
【金起林記念碑について説明を受ける金総領事】