3月10日(金)、本年1月に環太平洋大学協会(APRU)の事務局長に就任したトーマス・シュナイダー氏が本学を訪れ、大野総長と面談を行いました。
冒頭、大野総長から、歓迎の辞が述べられるとともに、APRUマルチハザードプログラムの事務局として、これまで本学が約10年間にわたり、サマープログラムの実施等を通じ、災害科学分野における機関間交流を牽引してきたことが述べられました。また、大野総長は、本年稼働予定の次世代放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス) 」や、東北メディカル・メガバンク機構で実施している三世代コホート調査、国際集積エレクトロニクス研究開発センター等で実施されている半導体の省エネルギー化の取組等を紹介するとともに、本学が将来的に、生物多様性の分野においてもAPRUの活動に貢献できる可能性があると述べました。
これを受け、シュナイダー事務局長からは、本学のマルチハザードプログラムにおける多大な貢献への謝辞が述べられるとともに、本学とAPRUが今後より高いレベルを目指し連携を深めていくことへの期待が述べられました。また、学生のキャリア構築に対する支援や大学の将来像の検討など、APRUの活動の新たな構想について説明がありました。
両者は、活発な意見交換の後、APRUの最大の魅力ともいえる多国間のプラットフォームという特徴を生かし、今後も良きパートナーとして連携を強めていくことで合意しました。
【集合写真(左から:泉教授(災害科学国際研究所)、今村 災害科学国際研究所長、植木理事・副学長、大野総長、Schneider事務局長、Schönleber 氏(APRUシニアディレクター)、Rojas氏(APRUシニアディレクター))】
【意見交換の様子】
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