12月7日(水)、ドイツ連邦技術支援庁( Bundesanstalt Technisches Hilfswerk : THW)ゲルト・フリードサム長官が本学を訪問し、大野総長への表敬訪問を行いました。
冒頭、大野総長から、東日本大震災発生時におけるTHWによる迅速な支援に対し謝辞が述べられるとともに、本学の防災のISO(国際標準化)創設に向けた取組みや、災害現場で活躍するロボットの研究を始めとする、東北大学グリーン未来創造機構における震災復興支援の取組が紹介されました。
フリードサム長官からは、昨年ドイツで発生した大規模水害について触れながら、災害復興においてはインフラストラクチャーのみならず人々の信頼を回復し、被災地域のレジリエンスを高めることが重要であると述べられました。また、防災・災害分野における日本の優れた技術や製品の利用に対する意欲が示されました。
これに対し、大野総長から、本学のスタートアップ支援制度に触れつつ、研究成果を社会実装化する取組が紹介され、レジリエントな社会を実現するためには大学と企業を区別しない包括的なアプローチが必要であると述べられました。
最後に、大野総長とフリードサム長官は、プロジェクト等による協力の推進が重要との認識で一致し、面会は終了しました。
一行は、総長との面会に続き、専門家会合や田所教授のロボット研究の視察、災害科学国際研究所の訪問視察を行いました。
【集合写真(左から:佐々木理事・副学長、吉田教授、植木理事・副学長、大野総長、フリードサム長官、リストマエ氏、ドゥボア氏、田所教授)】
【記念品の交換】
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