金起林(キム ギリム)記念碑建立4周年記念行事が開催されました

2022年11月26日(土)、東北大学片平キャンパスにて、金起林(キム ギリム)記念碑建立4周年記念行事が、駐仙台大韓民国総領事館の主催により執り行われ、本学から植木俊哉理事・副学長が出席しました。
金起林は、韓国の代表的なモダニズム詩人・批評家であり、1936年に東北帝国大学法文学部英文学科に入学し1939年に卒業した本学の同窓生です。1998年の日韓共同宣言から20周年にあたる2018年11月に、日韓の研究者や市民グループが中心となり、本学片平キャンパス学徒記念公園内に金起林記念碑が設置されました。
記念碑建立から4周年を迎えたことについて、駐仙台大韓民国総領事館の趙允彗(チョ ユンヘ)副総領事は「この行事を空から金起林が見ていれば、多くの人が一堂に会して彼のことを思い出していることを大いに喜ぶだろう。彼の詩を通して、日韓の文化交流、友好関係が一層発展することを祈る」と話しました。
植木理事・副学長は、4年前に記念碑が本学内に設置されたことを喜ぶとともに、法文学部創設100周年を迎えた本学が人文社会科学の重要性を再認識していることに触れ、「片平キャンパスに設置された金起林の記念碑は、本学にとって日韓の友好関係だけでなく、人文社会科学的な知の重要性を示す象徴でもある」と、祝辞を述べました。