11月21日(月)、駐日オーストラリア大使館からピーター・ロバーツ臨時代理大使一行が本学を訪れ、大野総長への表敬訪問及び文学研究科での協議のほか、次世代放射光施設「ナノテラス」への施設訪問等を行いました。
表敬訪問の冒頭、大野総長からロバーツ臨時代理大使に対し、来訪を歓迎するとともに、大使が1997年から1年間、本学に留学されていたことに触れ、母校として再訪いただき光栄である旨が述べられました。また、東日本大震災の際にロバーツ臨時代理大使が南三陸町にて救援活動に携わられたことに触れつつ、本学が災害復興を積極的に推進してきたこと、今後は、昨年設置された「グリーン未来創造機構」の取組を通じ、あらゆる災害に包括的にアプローチすることによりレジリエントでグリーン未来社会の構築を目指していく旨が述べられました。
これに対しロバーツ臨時代理大使から、20年以上を経て東北大学を再訪できたことの喜びが述べられました。また、本表敬訪問の前に、当時留学していた文学研究科に訪問する機会があり、指導教官であった才田いずみ名誉教授や文学研究科の教員及び学生らと日豪の様々なテーマで有意義なディスカッションを行ったことなどが述べられました。
また、大野総長から、次世代放射光施設「ナノテラス」について、来年5月にG7科学技術大臣会合が仙台で開催されるにあたり、同施設が開催都市の選定理由となったこと、同会合では本学の科学技術力を共有し世界に貢献したい旨などが語られました。
これに対し、ロバーツ臨時代理大使から、豪州には有力な日本企業も進出しており、今後、日豪の両国間で研究・教育協力を一層促進していきたいとの発言がありました。
表敬訪問後、一般財団法人光科学イノベーションセンターの案内で大使一行は次世代放射光施設「ナノテラス」の見学を行いました。