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金原典子先生ご講演!

先日、台風19号が東北地方に接近してくるなか、シカゴ大学で博士号を取得された金原先生がわざわざ東京から来仙し、非常に面白いご講演「Perceptions of Islam and Muslims in Japan, 1920-1945」(日本におけるイスラームおよびムスリムの認識)をしてくださいました。 金原先生は、ロシア内戦の結果として、1922年に日本へ渡ったタタール人を軸に、近代日本におけるイスラームの歴史的展開について話されました。当時の「外事警察」がそのタタール人らを審査・管理し、日本政府はそれを通してイスラームにまつわる基本的な知識を得ました。とはいえ、外事警察がそれらの外国人に着目したのは、その宗教のためでなく、共産主義者である可能性を疑っていたからです。 しかし、1930年代――特に1937年の日中戦争開始以降――その構造が変わることになります。この時期以降、日本におけるムスリムたちはその宗教がゆえに着目され、カテゴライズされるに至ります。ちなみに、この日本での物語は、より広いグローバルヒストリーの枠組で捉えなければなりません――当時、ドイツやイギリスも、ムスリムの亡命者を利用して、植民地など現地のムスリムのサポートを獲得しようとしており、日本もそれらの国に習ったように思われます。 教員や学生にとって、非常に貴重な機会でした。金原先生、ありがとうございます!

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