ヨーク大学(イギリス)にて大野総長への名誉博士号授与式典が開催されました

東北大学の大野英男総長は、スピントロニクス及び半導体分野において世界的に優れた研究業績を残したことにより、イギリスのヨーク大学から名誉博士号を授与されました。
授与式典は2月8日(木)にヨーク大学内のセントラルホールにおいて、ヨーク大学の学位記授与式と合わせて開催され、伝統的な作法にのっとりつつ活気に満ちた雰囲気の中で執り行われました。
大野総長は授与式におけるスピーチで、自身の研究者としての活動を支えた学生や家族への謝意を述べるとともに、ヨーク大学の研究者達と活発に共同研究を行ってきたことを紹介しつつ、これまでの研究成果について振り返りました。そして大野総長は今回の名誉学位授与を自身が果たすべき責務への要請であるとの認識を示しつつ、式典に参列した学生たちに対して、自らの知識と技術によって世界へ貢献するべくともに奮励することを呼びかけ、スピーチを締めくくりました。
また、授与式典に先だって大野総長はCharlie Jefferyヨーク大学学長等と面会し、東北大学からヨーク大学への学生派遣プログラムの将来的な拡大や、両大学における学生交流および研究交流の今後の発展に関して意見交換を行いました。
加えて大野総長はヨーク大学物理工学部の教員・学生を対象とした研究セミナーに出席し、「グリーン社会とその先のためのスピントロニクス」とのテーマで講演を行いました。セミナ
ーには教員・学生合わせて40名以上が参加し、活発な質疑応答も行われ、大野総長の研究に対する注目の高さがうかがわれました。
今回の名誉学位授与と両大学長の面会ならびに研究セミナーを契機とし、両大学間の研究・教育交流が一層活発になることが期待されます。


【名誉学位授与式典でスピーチを行う大野総長】

【Tracy Lightfoot副学長(右)より名誉学位を授与される大野総長】

【Jeffery学長(右)との面会の様子】

【面会後の記念撮影】

【研究セミナーの様子】