卒業生の声

村田大
JX日鉱日石エネルギー(株)

現在の仕事内容は?どうしてこの仕事を選んだの?

 

現在は製油所にて設備の検査および評価を行う業務についています。
石油精製に用いられる各種設備や配管は内部流体や運転温度、圧力により様々な影響を受けます。
そうした設備への影響を検査し、その結果から設備の寿命等を評価することで事故などのトラブルを未然に防ぎ、製油所の安定操業を支えています。
就職活動中は分野にこだわらず自分がしたいと思う仕事を探していました。
次第に人々の生活を支える資源を扱う仕事への興味が強くなり、なかでも資源を様々な形で供給を行っていること、製造現場に携われることから現在の仕事を選択しました。

学生時代この研究室に入ったきっかけは?また,研究室生活はどうでしたか?

 

研究室に入ったきっかけは研究内容とスタッフ・先輩の方々の人柄に惹かれたからです。
本研究室には原理の考案、そして思いついたアイデアを実現するための装置設計・実験環境の構築・評価・改善の一連の流れに主体的に携わることができるという研究環境、また研究のことだけでなくプライベートなことでも親身になって相談に乗ってくれるスタッフ・先輩の方々がいます。研究室を卒業後も研究室の方々には交流会などでお世話になっています。
研究室生活では上記のように研究面では自分がやりたいことをやれる環境が整っており、それを支えてくださるスタッフの方々のご助力もあり研究に集中することができました。生活面においても学生達が自主的に企画したスポーツ大会や誕生日会、飲み会などを楽しむなど大変充実した生活を送ることができました。

研究室での研究は今の仕事にどのように活かせている?

 

今の仕事に研究の内容が直接関わることは多くはありませんが、研究していく上で身に付いた自主性が職場においても大変役に立っています。
学生当時、研究において問題にぶつかったときは、問題をそのままにしておいても何も進展しませんでした。
そんな時はまず自分で調べて考え、答えを出してみる。
もし考えても分からない時はスタッフの方々や研究室で一緒に研究している学生に相談して問題の解決をはかる、ということを心がけていました。
そういった意識は仕事現場においても大切であり、問題解決意識とともにコミュニケーションを欠かさないことが仕事を円滑に進める上で役立っていると思います。

研究室配属前の学生さんに一言

 

皆さんには今後の学生生活や研究、自分が就く仕事など不安なことが多くあると思います。
そういった不安は当事者として意識を持って自主的に考え、さらに様々な人に支えられることにより不安からチャンスへと変わっていきます。
そしてその環境が本研究室には整っていると思います。
是非、悔いが残らないよう自分の目で見て、頭で考えて行動ください。