概要
タイトル
公開シンポジウム 「科学の不定性と社会 〜 いま,法廷では..? 〜」
主旨
科学技術が関わる意思決定では,社会的文脈と科学的不定性の階層に整合した議論が求められる.そのため,社会的文脈での科学的不確定性の分類と,それに応じた制度設計が必要になる.
いわゆる科学裁判は,それ自身の重要性は無論,制度(議論の手続き)が判断の合理性に与える影響を顕著に観察出来るという点で,科学コミュニケーションの立場からも興味深い.
本シンポジウムでは,日本の裁判での科学的知見,特に不定性の取り扱いを制度面から取り上げ,不定性分類(スターリング教授)や海外の取り組み(マクレラン判事)と比較し,解決すべき課題と方策を議論する.
これにより,法廷を含む社会的意思決定一般での科学的知見の活用に,新しい視点から問題提起する.
日時
2012年8月26日(日曜日)
10時から18時(9:20開場), アフターカフェ18時〜20時
一般公開,入場無料(申込先着順)
同時通訳あり,参加可能人数:約500名
会場
学術総合センター2F 一橋記念講堂、他 〒101-0003 東京都 千代田区 一ツ橋2-1-2
※シンポジウムのポスターやチラシには、分かり易くお伝えするために、「一橋記念講堂 大ホール」と記載してあります。
会場の正式名称は「学術総合センター 一橋記念講堂」です。
東京メトロ半蔵門線・・・・・「神保町」駅(A8出口)徒歩3分
都営地下鉄三田線・新宿線・・・・・「神保町」駅(A8出口)徒歩3分
東京メトロ東西線・・・・・「竹橋」駅(1B出口)徒歩4分
東京メトロ路線図
都営地下鉄路線図
最寄駅から会場までの地図(PDF)
主催
(独)科学技術振興機構/RISTEX 研究開発プロジェクト「不確実な科学的状況での法的意思決定」科学グループ
運営
国際シンポジウム組織委員会
後援
日本物理学会,科学技術社会論学会,日弁連法務研究財団,日本臨床環境医学会
講演者
アンドリュー・スターリング, 英国サセックス大学,科学政策研究所(SPRU)教授
ピーター・マクレラン オーストラリアNSW州最高裁コモンロー首席判事
常磐大学 吉良貴之
国際基督教大学 中島貴子
流通経済大学准教授 尾内隆之
東北大学理学研究科准教授 本堂 毅
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授 小林 傳司
パネリスト
アンドリュー・スターリング 英国サセックス大学,科学政策研究所(SPRU)教授
ピーター・マクレラン
オーストラリアNSW州最高裁コモンロー首席判事
総合研究大学院大学学融合推進センター教授 平田 光司
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授 小林 傳司
立命館大学法学部教授 渡辺千原
東北大学法学研究科准教授 米村滋人
参考資料
スターリング教授の研究について。▼
「科学技術の不定性と社会的意思決定──リスク・不確実性・多義性・無知」 吉澤 剛・中島貴子・本堂 毅(岩波「科学」2012年7月号)
Nature論文. "Keep it Complex" Andy Stirling, Nature (2010)
マクレラン判事の実例のビデオ。(YOU TUBE)▼
>YOU TUBE「コンカレント・エヴィデンス」
連絡先(事務局)
980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3 東北大学 大学院理学研究科 本堂研究室内 シンポジウム事務局
メールアドレス:sy826mail.sci.tohoku.ac.jp
組織委員
総合研究大学院大学学融合推進センター長 平田光司 /九州大学情報基盤研究開発センター准教授 小林泰三 / 国際基督教大学非常勤講師 中島貴子 /流通経済大学法学部准教授 尾内隆之 / 北陸先端科学技術大学院大学 立花浩司 /常磐大学嘱託研究員 吉良貴之 /東京工業大学 大学院理工学研究科准教授 調麻佐志 / 大阪大学大学院医学系研究科准教授 吉澤剛 /明治大学大学院法学研究科 小林 史明 /東北大学大学院理学研究科助教 久利美和 /東北大学大学院理学研究科准教授 村上祐子 / 東北大学大学院理学研究科准教授 本堂 毅 / 東北大学大学院理学研究科教育研究支援部 大石亜依