東北大学 吉田研究室

3.光通信・光計測用光源に関する研究

 光通信ならびに光計測の高性能化を図る上で光源技術の開発は不可欠である。本研究室では光ファイバレーザを基盤とした様々な光源を開発し、その応用展開を図っていく。 その一例として図3にモード同期技術を用いたパルスレーザ光源の構成およびその特徴を示す。上図は光周波数と繰返し周波数を同時に安定化させたパルスレーザ光源であり、 光時分割多重を利用した超高速光通信、波長分割多重伝送用マルチキャリア光源、ならびに光周波数基準信号として様々な光計測用光源として応用できる。 下図はファイバリング共振器内に液晶を利用した形状可変光フィルタ(LCoS: Liquid Crystal on Silicon)を挿入し、 任意のスペクトル(時間波形)を有する光パルスを直接レーザから出力することが可能な光源である。これら光源の小型・集積化を図り、その実用化を目指している。

モード同期技術を用いたパルスレーザ光源の構成と特徴