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2024年12月 4日 【学会発表】
The 22th Asian BioCeramics Symposium (ABC2024) が 福岡県北九州市 の 北九州国際会議場 で開催されました。
当研究室からは以下の1名が口頭発表を行いました。
<梅津将喜 助教>「The effect of serum component adsorption on the surface properties and initial microbial adhesion of various materials」


2024年11月27日 【学会発表】
International Conference on Advances in Biotechnology and Bioinformatics (ICABB 2024) が
インド の プネー にある Dr. D. Y. Patil Biotechnology and Bioinformatics Institute で開催されました。
当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<D3 ウパサナ ジャリヤ>「Biogenic Iron Compounds Synthesis Using Iron Metal for Selenate Removal from Wastewater」


2024年11月26日 【講演・セミナー発表等】
ITB × Tohoku University: Collaboration Symposium が
インドネシアのバンドンにある バンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung) で開催され、
上高原理暢教授が講演を行いました。
<上高原理暢 教授>「Materials Science: Design of materials harmonizing with environment and life」


2024年11月14日 【論文掲載】
ウパサナ ジャリヤさん、簡梅芳 准教授、梅津将喜 助教、上高原理暢 教授 による研究論文が
Journal of Hazardous Materialsで公開されました。

セレンは多くの生物にとって必須な微量元素である一方で、高濃度で強い毒性を示すため廃水から除去する必要があります。セレンの化学形態の一つであるセレン酸(Se(VI))は水溶性のため除去が困難で、セレン酸の安価で容易な除去方法の開発が求められています。そこで水中のセレン酸の除去のために、微生物(鉄酸化細菌)を利用して合成したジャロサイトを除去材料として検討しました。
本研究では、鉄酸化細菌の培養培地のpHを制御することで、セレン酸の高い除去能力を持つことが既に報告されているシュベルトマナイトに近いレベルでセレン除去能力を示すジャロサイトの作製に成功しました。 ジャロサイトはシュベルトマナイトよりも安定な結晶であり、除去後も安定にセレン酸を保持できる除去材料として期待できます。

また、本成果は東北大学のプレスリリースに掲載されました。
東北大学HP :https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/11/press20241114-03-biogenic.html
東北大学大学院 環境科学研究科HP :https://www.kankyo.tohoku.ac.jp/activity/a20241114.html
東北大学研究成果ウェブサイト :https://web.tohoku.ac.jp/research/

 論文題目:『Effective selenate removal using pH modulated synthesis of biogenic jarosite: Comparative insight with non-biogenic jarosite and biogenic schwertmannite』
 著者:Upasana Jhariya, Mei-Fang Chien, Masaki Umetsu, Masanobu Kamitakahara
 掲載誌情報:Journal of Hazardous Materials, Vol.480, 2024, 136256
 DOI :https://doi.org/10.1016/j.jhazmat.2024.136256


2024年11月10日 【学会発表】
第17回資源・素材学会東北支部 若手の会 が 岩手県八幡平市 静流閣 で開催されました。
当研究室からは以下の6名がポスター発表を行いました。
<M1 樋山 颯>「抗菌性と骨再生促進機能を有するリン酸カルシウムセメントの作製および評価」
<M1 水越千誉>「アルギン酸添加電気泳動堆積法による鉄酸化細菌の活性維持を目的とした固定方法の開発」
<M1 高 靖宇>「鉱山廃水からの鉄化合物の合成とその有効利用に関する研究」
<B4 川邉和輝>「軟骨内骨化を誘導するリン酸カルシウムセメントの作製」
<B4 齋藤禎範>「微生物を担持可能とするリン酸カルシウムセメントの作製」
<B4 松阪寛仁>「水環境に設置した材料表面に形成されるバイオフィルムの解析」


2024年10月29日 【学会発表】
日本微生物生態学会第37回広島大会 が 広島県広島市 広島国際会議場 で開催されました。
当研究室からは以下の2名が口頭発表を行いました。
<M2 鈴木渓太>「担体への迅速な微生物固定を可能とする電気泳動堆積法の検討」
<M2 星 京吾>「血清成分吸着表面に対する非生物的モデルによる微生物付着予測」


2024年10月29日 【学会発表】
The 15th ISAJ Annual Symposium が 東京都千代田区 在日インド大使館 で開催されました。

ISAJ Annual Symposiumは NPO法人在日インド人科学者協会(ISAJ) が主催するシンポジウムで、
インドや日本,その他国際的な研究者らにより、「持続可能な未来のための変革的技術」をテーマに
様々な分野の科学的イノベーションについて講演が行われました。

当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<D3 ウパサナ ジャリヤ>「Controlled Synthesis of Jarosite and Schwertmannite and their Comparative Removal Analysis for Toxic Oxyanions」


2024年10月29日 【学会発表】
日本バイオマテリアル学会シンポジウム2024 が 宮城県仙台市 仙台国際センター で開催されました。
当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<M2 岩間永樹>「酸化チタンの紫外線応答性を利用した細胞や微生物の材料表面での挙動制御」


2024年10月25日 【受賞】
東北大学大学院環境科学研究科に所属する学生を対象としたポスター発表会「環境科学討論会」が開催されました。
当研究室からは以下の2名がポスター発表を行いました。
<M1 樋山 颯>「抗菌性と骨再生促進機能を有するリン酸カルシウムセメントの作製および評価」
<M1 水越千誉>「アルギン酸添加電気泳動堆積法による鉄酸化細菌の活性維持を目的とした固定方法の開発」

また、水越千誉さんの発表が『優秀賞』を受賞しました 。


2023年10月18日 【論文掲載】
上高原理暢教授の解説記事が 日本バイオマテリアル学会機関誌「バイオマテリアル-生体材料-」に掲載されました。

 論文題目:『リン酸カルシウムの微構造制御による新機能創発』
 著者:上高原理暢
 掲載誌情報:バイオマテリアル-生体材料-, 42巻4号, p.298-303 (2024)
 リンク(日本バイオマテリアル学会HP_会員のみ閲覧可能):https://kokuhoken.net/jsbm/publications.html


2024年10月 1日 【イベント】
2024年度 後期の授業が始まりました。

Indra Jaya Budiarso(インドラ ジャヤ ブディアーソ)さんが 研究室メンバーとして来てくれました。
インドラさんは、インドネシアのバンドン工科大学で修士課程を修了し、
当研究室で博士課程後期(博士課程)の1年生として研究を始めます。

また、研究生の高 靖宇さんが大学院入試を合格し、
10月から博士課程前期(修士課程)の1年生として改めて研究活動に取り組んでくれます。


2024年 9月17日 【学会発表】
第75回コロイドおよび界面化学討論会 が 宮城県仙台市 東北大学にて開催されました。
当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<M2 星京吾>「水中条件での接触角測定による表面性状解析および微生物の付着性予測」


2024年 9月10日 【学会発表】
日本セラミックス協会 第37回秋季シンポジウム が 愛知県名古屋市 名古屋大学にて開催されました。
当研究室からは以下の2名が口頭発表を行いました。
<M2 岩間永樹>「酸化チタン表面における細胞および微生物の接着や脱離の紫外線による制御」
<M1 樋山 颯>「銅含有α型リン酸三カルシウムの合成と抗菌性セメントへの適用


2024年 9月 1日 【論文掲載】
上高原理暢教授、2021年度修了生 加藤大夢さん、梅津将喜助教による研究論文が
Journal of the Ceramic Society of Japanで公開されました。

リン酸カルシウムセメントは、骨の無機主成分であるリン酸カルシウムで構成されたペーストであり、骨欠損部位に充填することで体内で硬化し損傷部位の補修をしてくれます。また骨吸収性に優れたリン酸カルシウムセメントは、骨再生に関わる細胞によって分解され骨の材料として再利用されることで、骨の修復を促進することができます。
我々は高い骨再生能力を持ったリン酸カルシウムセメントを設計するために、骨吸収性が極めて高い事が知られているリン酸八カルシウム(OCP)を析出して硬化する多孔質セメントの開発を行いました。本研究では、α型リン酸三カルシウム(α-TCP)の多孔質顆粒と、α-TCP粉末およびリン酸水素カルシウム二水和物(DCPD)粉末を混合したリン酸カルシウムセメントを作製しました。このセメントは、α-TCPの多孔質顆粒が結合剤と反応しOCPを析出しながら硬化するため、既存のリン酸カルシウムセメントよりも優れた溶解性を示しました。

 論文題目:『Design of porous calcium phosphate cement composed of spherical porous granules based on precipitation of octacalcium phosphate』
 著者:Masanobu Kamitakahara, Hiromu Kato, Masaki Umetsu
 掲載誌情報:Journal of the Ceramic Society of Japan, 132巻9号 (2024) p.560-562
 DOI :https://doi.org/10.2109/jcersj2.24063


2024年 8月 5日 【学会発表】
The 10th International Symposium on Functional Materials (ISFM2024) が
宮城県仙台市 東北大学 で開催されました。

当研究室から以下の1名が口頭発表を行いました。
<D2 Upasana Jhariya (ウパサナ ジャリヤ)>
「Controlled synthesis of biotic jarosite and its comparative analysis against abiotic jarosite and biotic schwertmannite in selenate removal」

また、以下の1名がポスター発表を行いました。
<M1 樋山 颯>
「Preparation of copper-containing α-tricalcium phosphate and investigation of its potential for cements with antimicrobial activity」


2024年 8月 1日 【学会発表】
FALLING WALLS LAB SENDAI 2024が 宮城県仙台市 東北大学 で開催されました。

FALLING WALLS LABは、自身の研究プロジェクトや
それに基づいたビジネスモデル,社会的問題解決の方法などをプレゼンするコンテストです。
20カ国以上で開催され、各予選の優勝者はベルリンの本選に出場する権利が与えられます。

当研究室から ウパサナ ジャリヤさん が参加し、『1st PLACE 』を受賞しました。


2024年 7月21日 【学会発表】
Water and Environment Technology Conference 2024 (WET2024) が 岡山県岡山市 岡山大学にて開催されました。
当研究室からは以下の2名がポスター発表を行いました。
<M2 星 京吾>「Consideration of Bacterial Adhesion on Serum-Components-Adsorbed Surface by Comparing Surface Free Energy in Water and Air」
<M1 水越千誉>「Development of Immobilization Technique of Acidithiobacillus ferrooxidans Using Electrophoretic Deposition with Alginate to Maintain Activity」


2024年 6月14日 【学会発表】
2024(令和6)年度資源・素材学会東北支部 春季大会 が 宮城県仙台市 東北大学にて開催されました。
梅津助教が招待講演を行いました。
<梅津将喜 助教>「材料表面におけるコンディショニングフィルムの形成が微生物の付着性に与える影響」

また、当研究室からは以下の2名がポスター発表を行いました。
<M1 樋山 颯>「人工骨セメント用途の抗菌金属を固溶させたα型リン酸三カルシウムの作製に関する研究」
<M1 水越千誉>「電気泳動堆積によるアルギン酸ゲルの形成と鉄酸化細菌固定」


2024年 5月21日 【学会発表】
粉体粉末冶金協会 2024年度春季大会(第133回講演大会) が 神奈川県横浜市 東京工業大学にて開催されました。
当研究室からは以下の2名が口頭発表を行いました。
<M2 岩間永樹>「酸化チタン薄膜の作製とその表面での細胞および微生物の接着」
<M2 鈴木渓太>「直流電流による電気泳動堆積法を応用した微生物集積技術の開発」


2024年 4月 1日 【イベント】
新年度が始まりました。
今年度から 研究生の 高靖宇さん、学部4年生の 川邉和輝さん、齋藤禎範さん、松阪寛仁さん が
研究室メンバーとして研究活動に取り組んでくれます。


2024年 3月26日 【イベント】
本日は学位授与式がありました。
静間帆香さん、樋山颯さん、水越千誉さん が 東北大学工学部機械知能・航空工学科 を卒業しました。
伊藤佑一郎さん、長浜陵大さん が 東北大学大学院環境科学研究科 博士課程前期(修士課程) を修了しました。

修士論文
<伊藤 佑一郎:リン酸八カルシウムを主体とする微構造制御可能なセメントの作製と評価>
<長浜 陵大:異なる担持方法による銀担持リン酸八カルシウム球状顆粒の作製と抗菌性人工骨としての評価>

卒業論文
<静間 帆香:生体吸収性高分子により細胞や微生物を保持したリン酸カルシウムセメントの作製>
<樋山  颯:人工骨セメント用途の抗菌金属を固溶させたα型リン酸三カルシウムの作製に関する研究>
<水越 千誉:電気泳動堆積によるアルギン酸ゲルの形成と鉄酸化細菌固定>

樋山颯さん、水越千誉さん は博士課程前期(修士課程)に進学し、引き続き研究活動を続けます。


2024年 3月15日 【学会発表】
日本セラミックス協会2024年年会 が 熊本県熊本市 熊本大学黒髪キャンパス にて開催されました。
当研究室からは以下の1名が口頭発表を行いました。
<上高原理暢 教授>「球状多孔質顆粒を用いた多孔質リン酸八カルシウムセメントの作製と評価」


2024年 3月 4日 【学会発表】
British Council が主催する国際シンポジウム"Multinational Symposium on the Resilient Planet" が
インドのデリーで開催されました。
当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<D2 Upasana Jhariya (ウパサナ ジャリヤ)>
「Significance of morphologically distinct biogenic jarosite particles in selenate removal from wastewater」


2024年 2月 6日 【科研費/研究助成】
梅津助教の申請課題が 東北大学大学院環境科学研究科DOWA寄附講座
第2回環境研究シーズ育成支援事業(DOWAシーズ育成事業)にて継続課題として採択されました。
 研究課題:『電気化学的手法を利用した微生物の新しい分離凝集技術の開発』2024年2月-2025年3月
 研究代表者:梅津将喜
 研究分担者:上高原理暢


2024年 1月25日 【論文掲載】
2023年5月粉体および粉末冶金に掲載されました
伊藤佑一郎さん、上高原教授らの研究論文の英訳版がMaterials Transactions* で公開されました。
 (*Materials Transactionsは金属関係14学協会が共同刊行している英文誌であり、
  これらの学協会がそれぞれ刊行している論文誌に和文を発表した後、同内容を英訳し投稿することが推奨されています。)

 論文題目:『Preparation and Evaluation of Cements Using Spherical Porous β-Tricalcium Phosphate Granules』
 著者:Ito Yuichiro, Kato Hiromu, Umetsu Masaki, Kamitakahara Masanobu
 掲載誌情報:Materials Transactions, Vol.65, Issue 2, (2024) p.212-217
 DOI :https://doi.org/10.2320/matertrans.MT-Y2023006


2023年12月23日 【論文掲載】
2023年10月にMacromolecular Materials and Engineeringで公開された
梅津助教、山形大学大学院理工学研究科 渡邉洋輔助教、東北大学大学院農学研究科 多田千佳准教授らによる研究論文について
関連するFigureが "Macromolecular Materials and Engineering Vol.308, Issue 11" のCover Picture に選ばれました。
本Figureは 渡邉洋輔助教により作成されました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/mame.202370026


2023年12月22日 【学会発表】
2023年度東北⼤学⾦属材料研究所共同研究ワークショップ・⽇本バイオマテリアル学会東北ブロック交流会 が
宮城県仙台市 ⾦属材料研究所 で開催されました。
梅津助教が招待講演を行いました。
<梅津将喜 助教>「血清成分の吸着による材料表面特性の変化が微生物付着性に与える影響」

また、当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<M2 伊藤佑一郎>「球状顆粒を用いることで微構造制御したリン酸八カルシウムを主結晶相とする多孔質セメントの作製」


2023年11月27日 【学会発表】
International Conference on New Horizons in Biotechnology (NHBT-2023) が
インド の ティルヴァナンタプラム にある Hotel Residency Tower で開催されました。
当研究室からは以下の2名がポスター発表を行いました。
<梅津将喜 助教>「Accumulation of Yeast Cells by Electrophoretic Deposition for Biosorption」
<D2 ウパサナ ジャリヤ>「Controlled Precipitation of Jarosite and Schwertmannite and their Comparative Analysis for Adsorption of Toxic Oxyanions」

ウパサナさんの発表が『BEST POSTER AWARD』を受賞しました。



2023年11月19日 【学会発表】
2023(令和5)年度 資源・素材学会東北支部 秋季大会および若手の会 が 宮城県大崎市 中山平温泉 仙庄館 で開催されました。
当研究室からは以下の2名がポスター発表を行いました。
<B4 樋山 颯>「抗菌金属を固溶させたα型リン酸三カルシウムの作製」
<B4 水越千誉>「電気泳動堆積を利用した擬似バイオフィルム形成を伴う微生物固定化技術の開発」

樋山さんの発表が『優秀ポスター発表賞』を受賞しました


2023年11月10日 【学会発表】
無機マテリアル学会 第147回学術講演会 が 宮城県仙台市 東北大学片平さくらホール で開催されました。
当研究室からは以下の1名が口頭発表を行いました。
<上高原理暢 教授>「二酸化炭素雰囲気下での焼結による水酸アパタイト多孔体の炭酸含有量の制御」


2023年11月 7日 【学会発表】
第45回日本バイオマテリアル学会大会 が 兵庫県神戸市 神戸国際会議場 で開催されました。
当研究室からは以下の2名が口頭発表とポスター発表を行いました。
<梅津将喜 助教>口頭発表
「血清成分の吸着によるチタンの表面性状および微生物付着性の変化」
<M1 星京吾>ポスター発表
「血清成分の吸着したガラスの大気中および水中での表面特性の評価」


2023年11月 3日 【学会発表】
令和5年度 日本セラミックス協会東北北海道支部 研究発表会 が
新潟県長岡市 ホテルニューオータニ長岡 で開催されました。当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<M1 岩間永樹>「純度の異なるチタン金属に対する種々の酸化処理が擬似体液中でのアパタイト形成能に与える影響」


2023年10月27日 【受賞】
東北大学大学院環境科学研究科に所属する学生を対象としたポスター発表会「環境科学討論会」が開催されました。
当研究室からは以下の4名がポスター発表を行いました。
<D2 ウパサナ ジャリヤ>「Controlled synthesis of biogenic iron compounds nanoparticles and its application for treatment of wastewater contaminated with heavy metals」
<M1 岩間永樹>「酸化チタン表面における細胞および微生物の接着・脱着について」
<M1 鈴木渓太>「直流電流による電気泳動堆積法を利用した微生物集積技術の開発」
<M1 星 京吾>「血清成分の吸着した材料表面特性による微生物付着性への影響」

また、ウパサナさんの発表が『優秀賞』および『環境科学研究科長賞(DOWA賞)』を受賞しました


2023年10月27日 【受賞】
2023年9月7-9日に開催されました令和5年 電気学会 基礎・材料・共通部門大会での鈴木渓太さんのポスター発表が
若手ポスター優秀賞 (Young Researcher Poster Competition in Japanese) を受賞しました
<M1 鈴木渓太>「電気泳動堆積法を利用した酵母の集積における電圧と印加時間の影響」
リンク(令和5年 電気学会 基礎・材料・共通部門大会 公式HP)https://www.iee.jp/fms/a_event/r5/r5-summary/


2023年10月20日 【論文掲載】
梅津助教、山形大学大学院理工学研究科 渡邉洋輔助教、東北大学大学院農学研究科 多田千佳准教授らによる
研究論文がMacromolecular Materials and Engineeringで公開されました。

メタン生成菌は外部から電子を受け取り、二酸化炭素(CO2)を還元することでメタン(CH4)を生成する能力を持つことから、微生物燃料電池の
バイオカソードとしても利用されています。バイオカソードの性能には、電極表面に微生物が高密度に付着することが重要ですが、培養による
自然な付着は時間がかかり電極表面を十分に覆うことが出来ません。そこで本研究では、生きたメタン生成菌とマイクロサイズの白炭粒子を混ぜた
バイオインクを作製し、3Dプリンティングによるメタン生成菌カソードの成形に挑戦しました。
メタン生成菌は酸素を苦手とする絶対嫌気性微生物であるため酸素のある条件では死んでしまいますが、ゲル内に白炭微粒子を添加して混和および
3Dプリントすることで、一般的な研究室条件(特別な嫌気操作をしていない環境)でもメタン生成カソードを3D成形できることを示しました。
また、ゲルに混ぜるメタン生成菌量を増やすことで3D造形物からのメタン生成量が向上し、ゲル内でメタン菌が増殖することも分かりました。

 論文題目:『3D-Printed Methane-Producing Electrodes for Microbial Fuel Cells Developed Using Biogel Ink Containing Live Methanogens and White Charcoal』
 著者:Masaki Umetsu, Yosuke Watanabe, Masato Ueno, Tatsuya Kobayashi, Hidemitsu Furukawa, Chika Tada
 掲載誌情報:Macromolecular Materials and Engineering, Vol.308, Issue12, 2300215 (2023)
 DOI :https://doi.org/10.1002/mame.202300215


2023年 9月 7日 【学会発表】
令和5年電気学会 基礎・材料・共通部門大会 が 愛知県名古屋市 愛知工業大学にて開催されました。
当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<M1 鈴木渓太>「電気泳動堆積法を利用した酵母の集積における電圧と印加時間の影響」
※追記 鈴木渓太さんの発表が若手ポスター優秀賞(Young Researcher Poster Competition in Japanese)を受賞しました。


2023年 9月 7日 【学会発表】
日本セラミックス協会 第36回秋季シンポジウム が 京都府京都市 京都工芸繊維大学にて開催されました。
当研究室からは以下の2名が口頭発表を行いました。
<M2 伊藤佑一郎>「生体環境下でリン酸八カルシウムを析出し硬化するセメントの作製および評価」
<M2 長浜陵大>「銀イオンの担持方法を変えたリン酸八カルシウム顆粒の作製と抗菌性評価」


2023年 9月 1日 【論文掲載】
梅津助教、上高原教授の解説記事が 日本セラミックス協会協会誌「セラミックス」に掲載されました。
 論文題目:『骨再生のためのリン酸カルシウム球状顆粒からなるセメントの作製
       (Preparation of Cements Composed of Spherical Calcium Phosphate Granules for Bone Regeneration)』
 著者:梅津将喜, 上高原理暢
 掲載誌情報:CERAMICS JAPAN, Vol.58, No.9, p.588-591 (2023)
 リンク(日本セラミックス協会HP_会員のみ閲覧可能): https://member.ceramic.or.jp/journal/vol_no/58/09/58_09.html


2023年 8月 4日 【講演・セミナー発表等】
第4回 東北大学材料科学フェスタ2023 が 宮城県仙台市 東北大学材料科学高等研究所(AIMR) にて開催され、
上高原教授が講演を行いました。
<上高原理暢 教授>「⾻代謝に組み込まれるリン酸カルシウム⼈⼯⾻の創製」


2023年 7月23日 【論文掲載】
梅津助教が共著者をつとめる研究論文がBioresource Technology Reportsで公開されました。

微生物燃料電池(MFC; Microbial Fuel Cell)は、嫌気性微生物が有機物を分解する際に生じる電子を、電極を介して取り出すことで発電を行う技術です。MFCを連続的に運転するためには、アノード(陽極)の微生物から受け取った電子を、カソード(陰極)側で還元反応を行うことによって消費する必要があります。しかし従来のMFCでは、カソードに高価な白金触媒を使用することで還元反応を行っていました。
そこで本研究では、鉄アザフタロシアニン(FeAzPc)分子を修飾したカーボンナノチューブをカソード電極として利用することで、白金触媒を使用しないMFCの運転を行いました。このMFCは、市販の白金炭素触媒をカソードに用いたMFCよりも発電性能が高く、非貴金属触媒を利用したMFCの実用可能性が示されました。

 論文題目:『Iron azaphthalocyanine electrocatalysts for enhancing oxygen reduction reactions under neutral conditions and power density in microbial fuel cells』
 著者:Edwin Osebe Nyangau, Hiroya Abe, Yuta Nakayasu, Masaki Umetsu, Masaru Watanabe, Chika Tada
 掲載誌情報:Bioresource Technology Reports, Vol.23, 101565 (2023)
 DOI :https://doi.org/10.1016/j.biteb.2023.101565


2023年 7月 9日 【学会発表】
The Water and Environment Technology Conference Online2023 (WET2023-online)
オンラインにて開催されました。当研究室からは以下の1名がポスター発表を行いました。
<D1 ウパサナ ジャリヤ>「Controlled Precipitation of Iron Hydroxysulfates by Acidithiobacillus ferrooxidans and Evaluation of their Adsorption Ability for Toxic Oxyanions」


2023年 6月 8日 【学会発表】
資源・素材学会 東北支部 2023(令和5)年度 春季大会 が 宮城県仙台市 東北大学にて開催されました。
当研究室からは以下の3名がポスター発表を行いました。
<M1 岩間永樹>「表面酸化したチタンの骨結合性と細胞接着特性の評価」
<M1 鈴木渓太>「電気泳動堆積法を利用したチタン電極上への酵母の集積」
<M1 星 京吾>「血清成分を吸着させた材料表面に対する微生物付着性の評価」


2023年 6月 6日 【受賞】
粉体粉末冶⾦協会 2023年度春季⼤会(第131回講演大会)にて
昨年6月にJournal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgyに掲載された
2021年度修了生 加藤大夢さんらの論文が粉体粉末冶金協会2022年度協会賞(第61回協会賞) 論文賞を受賞しました。

 粉体粉末冶金協会2022年度協会賞(第61回協会賞) 論文賞
 論文題目:『超微粒超硬合金の曲げ破壊の実験とDEMシミュレーション』
 著者: 加藤大夢, 松原秀彰, 寺坂宗太, 高田真之, 上高原理暢
 掲載誌情報:Journal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgy, 69巻 6号(2022) p.249-256
 DOI :https://doi.org/10.2497/jjspm.69.249


2023年 5月15日 【論文掲載】
伊藤佑一郎さん、上高原教授らの研究論文が粉体および粉末冶金で公開されました。

人工骨セメントが優れた骨再生能力を示すには、100μm程度の連通したマクロ孔と1μm程度のミクロ孔が重要であるとされています。
これらの気孔を有する人工骨セメントの作製法として、ミクロ孔を持つ多孔質顆粒を結合して硬化させる手法が検討されています。
本研究ではβ型リン酸三カルシウム(β-TCP)顆粒とリン酸溶液が反応し硬化するセメント系を利用し、形状や気孔率といった顆粒の特性が
硬化したセメントの微細孔や特性に及ぼす影響を評価しました。

 論文題目:『球状多孔質β型リン酸三カルシウム顆粒を用いたセメントの作製と評価』
 著者:伊藤 佑一郎, 加藤 大夢, 梅津 将喜, 上高原 理暢
 掲載誌情報:Journal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgy, 70巻5号(2023) p.242-247
 DOI :https://doi.org/10.2497/jjspm.70.242


2023年 4月21日 【論文掲載】
梅津助教が共著者をつとめる研究論文がJournal of Bioscience and Bioengineeringで公開されました。

本論文では、間伐材を原料としたナラ白炭とアガロースゲルを使用し、セミウェットのバイオカソード微生物燃料電池を作製しました。
アガロースゲルを用いることで曝気をせずにCO2をカソードに供給することができ、メタン生成と発電を同時に行うことができました。
また既存のカーボンフェルトをカソード電極に使用した場合と比較してカソード上のメタン菌量が多く、メタン生成効率および発電効率の向上が見られました。

 論文題目:『Semi-wet methanogen cathode composed of oak white charcoal for developing sustainable microbial fuel cells
 著者:Hiroto Nakano, Yuta Nakayasu, Masaki Umetsu, Chika Tada
 掲載誌情報:Journal of Bioscience and Bioengineering, Vol.135 (6) pp.480-486 (2023)
 DOI :https://doi.org/10.1016/j.jbiosc.2023.03.009


2023年 4月 1日 【イベント】
新年度が始まりました。
今年度から、学部4年生の 静間帆香さん、樋山颯さん、水越千誉さん が研究室メンバーとして
本格的に研究活動に取り組んでくれます。