高橋(英)・横山研究室では、「研究概要」にもありますように、ナノ材料の合成と形状制御によって発現する特性を、エネルギー・環境・資源分野に応用することを目的として研究を行っています。実際に当研究室に配属された場合、学生の皆様には、研究室で注力している研究テーマの中から最も興味のある研究テーマを選択して頂き、研究活動を開始して頂きます。
いずれの研究テーマにおいても学生の皆様には、「ナノ材料の溶液中での合成」、「ナノ材料の分析」、「研究テーマ毎の特性評価」という、一連のナノ材料の合成から特性評価までを経験して頂くことを予定しています。これらに取り組むためには、「材料科学」や「溶液化学」、「構造化学」といった様々な学問を身につける必要がありますが、それらは研究活動を開始した後に慣れ親しんでも問題ありません。
それぞれの研究テーマには「答え」が存在しません。皆様が当研究室を巣立つまでに、教員や先輩学生のサポートも受けながら、受け身ではなく自主的に考え、その考えをもとに各自の研究にアプローチし、適切な答えを導くことができるように成長することを期待し、またそうなるように教育に取り組んでいます。
また当研究室では、修士以上の学生に対し、海外で行われる国際会議で発表を行うことを奨励しています。英語での発表で、最初は戸惑う学生もいますが、入念な準備をして最先端の研究について海外の研究者と英語で議論することは、毎年発表した多くの学生が良い経験になったと語っています。当研究室の卒業生は、卒業生・修了生の進路にあるように研究分野と関連した素材やエネルギー関連の企業で研究や開発に携わる方が多く、仕事で英語を用いる機会が多いため、研究室での研究や海外経験が卒業後も役立っているようです。
学生の皆様には、様々な研究室を見学し、じっくり検討して、自分の興味のある研究室を選択し、研究に携わって頂きたいと思っています。その上で、当研究室を選択してくださった学生の皆様には、研究室スタッフ・学生一同、心から歓迎の意を表します。