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 研究室イベント

若者と地層処分を学ぶ会 2024~幌延見学会~

2024.7.12更新

2024年7月6日から7日へかけて開催された幌延深地層研究センター見学会ならびに地層処分を学ぶ勉強会へ、当研究室の院生4人が参加させていただきました。

1日目の勉強会では、動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)元理事・環境技術開発推進本部長の坪谷隆夫様より、高レベル放射性廃棄物処分の概要についてお話しいただきました。

高レベル放射性廃棄物について一般の方々が感じるような疑問を補足しながら説明していただけたお陰で、自分たちの研究を別の視点から見ることができ、理解を深めることが出来ました。

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地層処分場を建設していく上では、必ず地元の人々の理解を得る必要があります。処分場のより高い安全性を証明するために我々は研究を続けていますが、安全性を担保する技術だけあっても処分場を建設する地元の人々の理解を得られるわけではありません。今回の説明を受けてそれを実感しました。

2日目の幌延深地層研究センター見学会では、地下350mの試験坑道に立ち入らせていただきました。

地層処分研究の最先端の現場に立ち入ったことで、自分たちの行っている研究に対するイメージをつかむことが出来たのと同時に、自分たちの研究が国家規模のプロジェクトの一翼を担っていることが実感でき、身の引き締まる思いがしました。

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つなぎに着替えて350mの世界へ降りていきます。

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施設には、「西立坑」、「東立坑」、「換気立坑」の3つの立坑があります。今回は西立坑で降りました。

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施設の方から、調査坑道で行われている実験の説明をしていただいています。どれも自分たちの研究内容と繋がりが強いものばかりでした。

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こちらは東立坑です。すでに500m近くまで掘削が行われているようで、乗り降りするための足場であるスカフォードは350m地点にはありませんでした。

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こちらは換気立坑で、他の2つと比べて径が小さいです。換気用なのですが、人キブルは用意されていました。退避手段を常に3つ用意するという考えによるものだそうです。

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温度計では20℃ほどでしたが、つなぎを着て歩いたので少し暑く感じました。しかし、最後は慣れてしまい地下350m地点にいることを忘れていました。

幌延深地層研究センター様、日本原子力文化財団様、この度は貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。

「若者と地層処分を学ぶ会」 (2023)

2023.9.25

2023年9月25日から26日にかけて開催された「若者と地層処分を学ぶ会」に、当研究室の学生6名が参加させていただきました。

1日目はJAEA-OB会の方々との勉強会にて、核燃料サイクルをはじめ、古くから原子力とかかわりのある東海村の歴史などについて詳しくお話し下さいました。

2日目はJAEA核燃料サイクル工学研究所、日本原子力発電・東海第二発電所を見学させていただきました。

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地層処分におけるシミュレーションを利用した安全評価や人工バリアのモデル、東海発電所の多岐にわたる安全対策、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設など、様々なものを間近で見させていただきました。

JAEA様、東海第二発電所の皆様方、日本原子力財団様、この度は非常に貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。

学位授与式

2023.3.24

2023年卒業の学部4年生と修士2年生の学生に学位が授与されました。

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おめでとうございます

「若者と地層処分を学ぶ会2022~幌延見学会・学習会~」に参加しました。

2022.7.7

2022年7月6日から7日へかけて開催された幌延深地層研究センター見学会ならびに地層処分を学ぶ勉強会へ、
当研究室の学生7人が参加させていただきました。

1日目の勉強会では、動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)元理事・環境技術開発推進本部長の坪谷隆夫様より、
高レベル放射性廃棄物処分の概要についてお話しいただきました。
高レベル放射性廃棄物について誰しもが感じる疑問点を提示しながら順々に説明がなされたおかげで、
最終処分システムについて脳内の知識を整理しながら知見を深めることができました。
特に印象的であったことは、今回の学習会で学んだことを地層処分について馴染みがない人に説明できるようになってほしいというお言葉でした。
地層処分システムの社会への定着を実現させるためには、技術によって人々に信頼される仕組みを整えたうえで、
社会やそれに属する国民に参加してもらう計画を目指す必要があります。
それに向けた第一歩として、地層処分に僅かでも関連がある私たちが担わなければならない役割の大きさ改めて実感させられました。

2日目の幌延深地層研究センター見学会では、ガラス固化体やオーバーパックの実物大モデルを拝見したり、
地下350mの試験坑道に立ち入らせていただいたりすることで、地層処分実現に向けた現場の熱気を肌で感じることができました。
特に印象深かったものの一つに、オーバーパックを覆う緩衝材の主材料であるベントナイトの吸水実験があります。
ベントナイトの吸水性に関しては講義によって知識としては持っていましたが、今回の見学によって視覚効果と知識を結びつけられ、
オーバーパックへの地下水の接触を緩衝材が防ぐ効果について今まで以上に理解できました。
地層処分研究の最先端の現場に立ち入ったことで、地質環境や地下水の性質など様々な考慮要素を踏まえながら大規模なプロジェクトが
少しずつ進んでいるという感覚を味わうことができ、この感覚を今後の私たちの研究に繋げなければと身の引き締まる思いがしました。

幌延深地層研究センター様、日本原子力財団様、この度は貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。

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坪谷様のご講義に聞き入っています。

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研究が行われている地下350mの試験坑道。圧巻の光景です。

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試験坑道の見学を終え、皆自然と凛々しい表情になっています。

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本土最北端の街、稚内にも立ち寄らせていただきました。

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太原君もご満悦です。

幌延深地層研究センター見学会

2020.10.8

北海道にある幌延深地層研究センターに新堀研究室の学生4人が参加しました。
地下250mの立坑内部では、地下水や地震など深地層での特性に関して様々な研究が行われていました。
(坑道内の写真撮り忘れてしまいました。すみません汗)

質問会では、それぞれ持ち寄った地層処分に関する疑問に答えていただきました。
私たちは日頃、新堀先生の指導の下で地層処分における研究をしていますが、実際のオーバーパックの大きさや処分場の規模などには目を見張るものがありました。 この経験で私たちの研究が処分場における小さな部分ということに気づかされましたが、なんとなくで行なっていた研究が、実際の現場で生かされるという実感を味わう結果となりました。また、勉強会では日本や各国の放射性廃棄物処分の状況について学び、原子力発電の稼働の如何にかかわらず、現在ある廃棄物や今後生まれる廃棄物の処理の必要性について改めて実感できました。

幌延深地層研究センター様、日本原子力財団様、この度は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

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センター見学説明会の様子

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勉強会の様子

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日本海と利尻島