* 冬の寒さを通過し、春に日が長くなって来たのを感じると、花が開きます。仙台あたりでは、この通りですが、西南日本では秋にも咲いています。そこでは、個体が大きくなれば開花するようになっています。
さく果にちょっとでも触れると、はじけて種子をまき散らします(自動散布)。この性質はタネツケバナ属の分類学上のキーにもなっています。
■ この写真はタネツケバナではなさそうです。理由は、タネツケバナなら、開花時期に茎がもっと伸びているはず、花がもっと小さいはず、葉がもっと薄いはずだからです。おそらくミチタネツケバナではないでしょうか。
ミチタネツケバナ(帰化) Cardamine hirsuta L. 記念館周辺や二の丸苗圃などの草地や路傍にふつう。
■ とりあえず写真のそろった4種を見てみましょう。(しかし、なんともディジタル写真には向かない素材です)。