園内では現在見ることができませんが、背後に広がる青葉山ではコナラ林やアカマツ林の林内・林縁に自生しています。
* 「山でうまいはオケラにトトキ」とも言われてきました。
** オケラを探すときの特徴になります。
オケラの果実にはオケラミバエが寄生します。このオケラミバエは原記載が行われた後全く見つかっていませんでした。研究の必要上から各地で捜索が行われ、最近になって宮城県や長野県内で実に56年ぶりに発見されました。それでも全国3カ所でしか記録されていない「稀種」ですが、オケラの分布を考えるともっと広く分布していても良さそうに思われます。頭花が熟しかけた時期のオケラに出会ったら、頭花を割ってみて下さい。中に茶色の楕円形の蛹(さなぎ)が入っていたら、オケラミバエの可能性があります。